フラット35Sの基準が、2016年4月1日から変わった!どう変わったの?見ていきたいと思います。「フラット35S」は金利引下げ幅年▲0.3%ですが、予算金額があり予算に達すると受付け終了します。
ただ、金利引下げ幅年▲0.3%ですし、建てる家のスペックによって、その恩恵が5年間か10年間か、変わりますから家を建てる前の今決めないとだめです!
2016年4月1日、フラット35Sの基準が変わった!
まず最初に、【フラット35S】の対象となる住宅は、【フラット35】の技術基準を満たしている家であることが必要です。
詳細は、http://www.flat35.com/files/300134809.pdf
さらに、条件によって、「タイプA」か「タイプB」かになるのですが・・・
金利A・Bタイプで優遇期間も違う
この金利タイプも何のこと?とお思いでしょうが、「タイプA」か「タイプB」かで、【フラット35S】の優遇金利が受けられる期間が違うんです。
平成28年4月分 http://www.flat35.com/files/100399180.pdf
金利の引き下げ期間
- 「タイプA」は、当初10年間
- 「タイプB」は、当初5年間
基準は、金利A・Bタイプどちらも変更された
平成28年4月1日「建築物のエネルギーの消費性能の向上に関する法律※」の施行に伴い、【フラット35S】の省エネルギー性の対象となる基準が追加!! ※通称:建築物省エネ法
では、基準を見ていきたいと思います。
「フラット35S」金利Aタイプ
2016(28年)4月1日から
メリット:当初10年間の金利優遇
次の 1から7までのうち、いずれか1つ以上の基準を満たす住宅であること
省エネルギー性
1. 認定低炭素住宅
2. 住宅事業建築主基準(通称 トップランナー基準)に適合する住宅
3. 一次エネルギー消費量等級5の住宅
4. 性能向上計画認定住宅(建築物省エネ法)【平成28年4月1日から】←追加※1
この※1については、更に知りたい方は、PDFを参考に
フラット35:http://www.flat35.com/files/300307860.pdf
耐震性
5. 耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)3の住宅
バリアフリー性
6. 高齢者等配慮対策等級4以上の住宅(共同住宅の専用部分は等級3でも可)
耐久性・可変性
7. 長期優良住宅
「フラット35S」金利Bタイプ
2016(28年)4月1日から
メリット:当初5年間の金利優遇
次の 1から6までのうち、いずれか1つ以上の基準を満たす住宅であること
省エネルギー性
1. 断熱等性能等級4の住宅
2. 一次エネルギー消費量等級4以上の住宅 ←バリエーションを追加※2
この※2については、更に知りたい方は、PDFを参考に
フラット35:http://www.flat35.com/files/300208715.pdf
耐震性
3. 耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)2以上の住宅
4. 免震建築物
バリアフリー性
5. 高齢者等配慮対策等級3以上の住宅
耐久性・可変性
6. 劣化対策等級3の住宅で、かつ、維持管理対策等級2以上の住宅
さいごに
「フラット35」か「フラット35S」かで、金利は▲0.3違います。
また、フラット35Sであっても、家のスペックによって「タイプA」「タイプB」に分けられ、その▲0.3の金利を受けられる期間が違います。
ZEH住宅を検討の方は仕様変更は原則認められないので、家のスペックを完璧に決めないといけないです。
もう一度、先ほどの表で説明しますが、3000万円借りても、40万円違います。この辺りも考えて、フラット35でいいのか?フラット35Sにするか?検討しないといけません。