ZEH補助金の正式発表がありました、これからが本番です。
住宅購入は、一生に一度という方が普通です。
住宅を建てるだけでも大変なのに、平行してZEH補助金を申請も必要となると、何から始めたらいいか分からないし、読む資料もいっぱいありますのでどうしても焦ってしまいます。
しかし今年度は、公募期間(募集期間)が6回設けられていますので、これからZEHを検討するという方もまだ十分間に合いますし、せっかく建てる家なので拘って建てたいですよね。
今回は、手始めに補助金申請の公募に申し込むまでに、どこまで家の仕様を決めないといけないか をお話ししようと思います。
28年度のZEH補助金事業の公募期間
日時 | 締め切り時間 | |
---|---|---|
一次公募 | 平成28年 4月28日(木) ~ 平成28年 5月20日(金) | 17時必着 |
二次公募 | 平成28年 5月23日(月) ~ 平成28年 6月10日(金) | 17時必着 |
三次公募 | 平成28年 6月13日(月) ~ 平成28年 7月 1日(金) | 17時必着 |
四次公募 | 平成28年 7月 4日(月) ~ 平成28年 7月22日(金) | 17時必着 |
五次公募 | 平成28年 7月25日(月) ~ 平成28年 8月12日(金) | 17時必着 |
六次公募 | 平成28年 8月15日(月) ~ 平成28年 9月 2日(金) | 17時必着 |
公募は全部で6次までありますが、申請した公募期間までに建築する家の内容として、決めないといけない事は、ほぼ全部と言っても過言ではないです。
なぜなら、公募期間までに決めなくてもいいことは、主に2点ぐらいしかありません。
- 外構と呼ばれる庭や駐車場関連
- インテリア関連
インテリアに関しては、もう少し詳しく書くと、壁紙・シンクや取り付け家具など・トイレ・洗面所・部屋のドアは、ZEH補助金申請後に検討することが出来ます。
公募(申し込み)までにどこまで決めなきゃなの?
以下は、今年のZEH補助金要項です。
平成28年度 ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業 公募要領(1.7MB)
P5-6は、大前提となる事柄。
P11-P12・P13-P14にあたる部分を公募までに決める必要があります。
計算ソフトなどを利用しますし、細かい部分は、難しくて一般の私たちには分かりません。
例えば、要件にある「一次エネルギー消費量は20%以上削減されていること」など、すべての導入機器を計算ソフトに入力後に、○%と計算で弾き出されます。
まずは、間取りの決定や導入する機器を完璧に決めないといけないのです。
なぜ完璧に決めなきゃいけないのか?
28年度ZEH公募要領 WEBのよくある質問にこうあります。
7.申請後の変更について
Q2. 交付申請時に提出したプラン(機器・間取り等)が変更になる場合、どうしたらよいですか?
A2. 申請した内容について、原則変更は認めません。
ZEHの公募を申し込んだあと、変更を行うことも可能ですが、下記(P31)参照、ピンクの部分をみたらわかるように、基本的に変更は受付けません。SIIに届けないといけません。
また、基本的に良くなる変更は許されても、悪くなる変更はダメです。これは先着順でなく、採択審査で上位の方から補助金が下りますから、途中で悪くなる変更されたら困るからです。また悪意のある方もいるかもしれませんし。
基本的に何かあれば、SIIに電話で確認するのが基本です。※住宅メーカーの営業さんがやってくれるので大丈夫です。
また、国の予算を使った補助金ですから、虚偽なども許されませんし、順番に沿って言われたとおりに申請、報告含めて行わないといけません。
フラット35Sなど優遇金利を利用したい方
また家のスペックによっては、フラット35Sで金利▲0.3%の恩恵を受けられます。これらを受けたいか?否か?についても今決めないと、家の仕様変更はできないので注意してください。
まず、決めないといけないことを大まかに書くと・・・
断熱:高断熱外皮
地域ごとUA値が書いてますが、
※1:UA値を0.25以下(寒冷地特別外皮強化仕様)であれば、Nearly ZEHも補助金対象となります。
また、地域区分はこうなります。
この数値については、私たち一般人には計算できません。今やるべきことは、この数値をクリアするために、家を構成している外側部分をすべて決めないといけないこと。
具体的には、こんな感じです。
- 間取り
- 床面積
- 窓の数・窓の仕様
- ドア(外と繋がっているドア)
空調設備
細かい基準はさておき、必ず設置するエアコンの考え方ですが、決めないといけないのは、「主たる居室に設置するエアコン」です。
エアコンは、建築研究所のホームページで公開されている冷房効率 区分(い)を満たす機種である必要があります。主たる居室とは、「リビング、ダイニング」になります。
http://www.kenken.go.jp/becc/documents/house/4-3_20140117.pdf の 表A.2
- リビング、ダイニングのエアコンの機種を決めないといけません
ですが、28年度ZEH公募要領 WEBのよくある質問にこうあります。
5.エネルギー計算について
Q.量販店で購入する計画なのですが、機種が決まっていません。どのようにエネルギー計算・申請を行えばよいですか?
A.申請時、実施計画書にはエアコンのエネルギー消費効率の区分(い)を満たす機器を仮に選定して導入するものとして記入することは可能です。
その場合、必ずエアコンのエネルギー消費効率の区分(い)を満たす機器を導入してください。
とりあえず、今すぐ決めなくてもなんとかなりそうです。
他にもこんな設備を検討の方 今決めないといけません
高効率個別エアコン (マルチエアコンも可)
パネルラジエーター
温水式床暖房
ヒートポンプ式セントラル 空調システム
空気集熱式太陽熱利用 システム
ヒートポンプ式セントラル 空調システム
給湯設備
エネファーム、エコキュートなどになります。これらも公募前に決定しないといけません。ということは、基本的には、ガスを使うのか?オール電化にするのか?も決める必要があります。
他にもこんな設備を検討の方 今決めないといけません
潜熱回収型ガス給湯機 (エコジョーズ等)
潜熱回収型石油給湯機 (エコフィール等)
ガスエンジン給湯機 (エコウィル等)
ヒートポンプ・ガス瞬間式 併用型給湯機 (ハイブリッド給湯機)
太陽熱利用システム
換気設備
24時間換気
① 熱交換型換気設備は温度(顕熱)交換効率65%以上であること
② 熱交換型換気設備以外の換気設備は比消費電力が0.4W/(㎥/h)以下であること
照明設備
照明器具も決めないといけません。結構悩みたい場所です。
- LEDならOK
- 蛍光灯もインバータータイプで100lm/W以上ならOK
ただ、こちらも正直、導入するのがすべてLEDであれば、後から変更しても問題ないように思えます。
創エネルギーシステム
太陽光発電システム等とありますが、太陽光発電以外は導入費用が高いので、太陽光発電で良いと思います。
今年のZEH補助金要項には、10kW以上でも余剰であれば問題ないと記載あります。
これも、公募前に決めないといけません、屋根の形・向きも今決めないといけないんですね。まだ決めてない方、もう見積もりしないと間に合いません。すぐに見積もりしましょう。
エネルギー計測器
HEMSのことになります。 「ECHONET Lite」規格を標準インターフェイスとして搭載していることと記載ありますが、ほとんどがこの規格です。
またP13-14に記載がありますが、採択審査において加点対象です。
蓄電システム
必須ではありませんが、補助金が出ることが決定してます。
平成27年度補正予算 住宅省エネリノベーション促進事業費補助金 対象製品一覧(蓄電システム) ※6の「再生可 能エネルギー蓄電モード」が「有」で登録されたリチウムイオン蓄電システムであること。
とあります。以前も記事に、あまり導入するメリットがないとは書きました。
- 災害に強いこと
- 蓄電池自身が制御しないものを選ぶ
これらを考えて導入のメリットがあるかないか検討しましょう。蓄電池導入も今決めないといけません。
さいごに
今やらないといけないことを大まかに書きました。
特に時間がかかるのは、「太陽光システムの見積もり」だと思います。
今決めないといけないことばかりで大変です。私たちは、5月のGWに住宅メーカーを決めて、間取り・窓などは、その後詰めていきました。
しかしZEHで補助金を貰うための「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業」に申し込むには、綱渡りだったと思いますし、土日は毎週打ち合わせ。夕方も場合によっては打ち合わせ。住宅メーカーさんも本当に頑張ってくれたと感謝してます。
後から変更はききません。申し込みを送付するまでに完璧に決めないといけません。まだ、もしもぜんぜん決めてない方がいたら、今から頑張りましょう!!
後にずれ込むほど、不利です。
では、お勧めの「太陽光システム」の会社は?
お勧めの会社ってあるのか?
一度はどこかで聞いたことのある会社だと思うのですが、【住宅用・産業用】ソーラーパートナーズ がお勧めです。みんなココが安心と言いますよね。私もそう思います。
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