5月1日、2016年5月の住宅ローンである「フラット35」の金利がわかりました。先月4月の際も、さらに金利が下がったと書きましたが、融資率9割以下(頭金1割以上)の最低・最高金利、最頻金利は、平成15年(2003)以降で最も低い金利!を更新しています。
フラット35 2016年5月の金利
2016年5月の住宅ローン金利は、史上最低になりました。
実際借りる金利について
実際の金利は金融機関によって異なります。
上の表の一番右の金利で最も多い金利とは、「最頻金利」と言って、最も多くの銀行が提示してる金利の事で、これと同じ金利になるわけではありません。
銀行によって、金利・条件も違ってきます。適用金利は民間金融機関が独自に決めていますが、日銀がマイナス金利政策を導入した2月以降に引き下げが相次いでいるようです。
その他の住宅ローンについては、大手銀行の間でも一部で引き下げる動きが出ていますが、まだまだどうなるか不透明ですね。
利用者が多い返済期間が21年以上35年以下で、必要な金額の90%まで融資を受ける場合の金利は、今月は最も低いもので先月より0.11%下がって、年1.08%となりました。
フラット35は、全期間固定型の住宅ローン。金利変動のリスクを回避できます。この数年前までは、10年固定金利でローンを組んだ方も多かった様ですが、この金利なら、35年固定金利のフラット35で借りたいですよね!!
金利が0.11%変動すると、返済額はどう影響する?
金利が0.11%下がると、返済にはどのくらい影響してくるのでしょうか。
4,000万円を35年間固定金利にてシミュレーションした結果です。フラット35の2016年4月と5月のそれぞれの金利にて試算しています。
使用したサイトは、以下となります。
https://www.hownes.com/loan/sim/repayment.asp
【シミュレーション条件】
- 借入額:4,000万円
- 返済方法:元利均等
- 返済期間:35年間
- 金利タイプ:固定金利
- 当初金利:1.08% & 1.19% それぞれ全期間
金利1.19% | 金利1.08% | 差額 | |
---|---|---|---|
毎月返済額 | 116,490円 | 114,411円 | -2,079円 |
総支払額 | 48,925,931円 | 48,052,751円 | -873,180円 |
35年の住宅ローン(4,000万円融資)にて金利が0.11%変動すると、月々で約2,000円、返済総額で約87万円の差が発生します。月々で見ると、それほど大きい金額差ではありませんが、返済総額で見るといかに金利変動が返済にインパクトがあるかがわかります。
しかし、住宅ローンの金利は審査時の金利ではなく、融資実行時の金利が適用されるので要注意です。
まとめ
これからマイホームを・・・という方には、現在の金利で住宅ローンを組もうと思ったら建売受託を即購入しない限り難しいですが、今後の検討するための指標にはなると思います。
また、ZEH住宅を検討中のかたは、最初の10年間、金利がさらに低いフラット35Sにて借りましょう!けど、新規で借り入れる際の1回しかチャンスはありません。後から変更できません。今のうちにフラット35Sでの審査に通る家の仕様を考えて建てましょう!
住宅ローンについてはこちらも