消費税10%が先送りに!いつ住宅を購入したらいいのか?考える

 

安倍総理大臣が消費税率10%への引き上げを、2019年10月に延期する方針を固めたと、にわかに政局が動いています。明日6/1以降、首相がこれについて言及するかも?という話も出ており、私たち消費者からしたら一体どうなるんだ?と思いますよね。

もしも、消費税が10%になった場合に影響を受ける税制について考えてみようと思います。また、今どうするべきなのかも、考えてみたいと思います。

消費税は、2017年4月には 10% の予定だった

もともと、10%への引き上げは2015年10月に実施される予定でした。しかし、景気判断をした結果、2017年4月の引き上げ予定となっていました。

この3月も明言せずやきもきしましたが、G7伊勢志摩サミット後に、安倍首相が消費税10%引き上げについて明言すると言っていたので、やっとはっきりするのか・・・と思いきや、不発。

しかし、これまでの海外の有識者との会談や景気状況を考えた結果、安倍首相は、さらに2年半先送りした2019年10月に延期する方針を固めたといいます。

これについて、麻生財務大臣もこれを容認したとも言います。とはいっても、私たち一般消費者はどうにもできないので見守るしかないのですが・・・。

 

消費税が10%になった際は、どうなるのか?

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我が家は、5%の駆け込み需要と言われた際は、購入するなんて考えたこともなく、8%になってから家を建てることを考えました。

5%の時に家を建てられなかったけど、せめて8%で建てたい!10%の消費税になる前に家を建てたい!と考えました。

 

実際、8%に増税した後、住宅を購入して損だったか?

我が家にとっては、消費税が増税になってからの契約でしたが、そのぶん住宅ローンの金利も下がったし、それ以外にも税金関係の控除が5%時より増え、むしろ8%で契約してよかったと感じるくらいです。

でも、人それぞれ条件は異なるので、いつ購入するかは違うとは思います。

また、よく言われるのは、とりあえず、住宅関連のことで考えられる事を挙げてみました。

 

住宅関連で、消費税の関係してくるものって何だろう?

消費税ってどれくらい差が出るんだ?

もしも、4000万円の家を購入した場合、増税前と増税後に購入した場合の消費税はいくら違うのでしょうか?

仮に土地と建物が同価格で、2000万円ずつだとします。

土地には消費税がかからないので、建物価格の2000万円に消費税がかかり、税額はこのようになります。

5%の消費税 100万円
8%の消費税 160万円
10%の消費税 200万円

よって現状は、合計4160万円で購入できるということです。

 

消費税

税額は、建物の購入価額等に、引渡し時の税率を乗じて計算します(原則)

以下は、注文住宅の場合は適用

現状:もともと、2016年9月31日までの請負契約は、2017年4月以降の引渡しでも旧税率(8%)が適用。

予想:2018年4月までの請負契約は、2019年10月以降の引渡しでも旧税率(8%)が適用されると予測。

 

土地・建物には、消費税かかる?

住宅取得では、

  • 土地については消費税が課税されません
  • 建物には購入価額に対して消費税が課税される

土地は

  • 課税:土地の造成費用、整地費用
  • 非課税:庭木、庭石、石垣、庭園など宅地と一体として売買するもの

 

仲介手数料には、土地・建物の区分に関係なく消費税が課税されます。では、住宅関連で、消費税の関係してくるものって何でしょうか?

 

消費税のかかるもの

・仲介手数料
・融資手数料
・登記手数料(司法書士への報酬)
・オプション費用
(エアコン・カーテンなど)
・引っ越し費用、家具・家電費用 など

消費税のかからないもの

・団体信用生命保険
・火災保険、地震保険
・ローン保証料
・管理費、修繕積立金 など

 

すまい給付金

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消費税率の引上げ後に住宅を購入した人を対象にして、最大で30万円を給付する制度。所得に応じて給付額は変わります。

消費税率が10%になった場合、最大給付額は50万円になる見込みです。その際は、収入額の目安が775万円以下の方も対象になります。

消費税増税が先送りだと、とりあえずは「最大で30万円を給付」ということになります。

 

贈与税の非課税措置

祖父母や親が子や孫に住宅資金を援助する際、贈与税に非課税枠があります。

現行の贈与税の非課税枠は、「良質な住宅」で 1200 万円、それ以外の住宅で 700 万円までが非課税です。

以下の表は、現行のもので、消費税が10%になったときは、下段の表が適用されます。

 

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消費税率が10%に引上げたら、「良質な住宅」で 3000 万円、それ以外の住宅で 2500 万円まで非課税枠が引き上げられる予定です。消費税増税が延期になると、これも延期になると思われます。

が、見てお分かりの様に、長くは続きません。増税した後一次的に非課枠が増えるといった感じです。

両親や祖父母などから贈与を受ける予定の方は、このあたりの動向も気にしておくべきですね。


「良質な住宅」とは?

省エネ等基準(省エネルギー対策等級4(平成27年4月以降は断熱等性能等級4)相当以上。

耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)2以上であること又は免震建築物であること)に該当する住宅用家屋であること。

一次エネルギー消費量等級4以上に該当する住宅用家屋であること又は高齢者等配慮対策等級(専用部分)3以上に該当する住宅用家屋であること。

 

太陽光発電の売電価格

  • 10kW未満は 内税
  • 10kW以上は 外税

10kW未満の太陽光発電システムの場合、消費税は内税なので、消費税の増税があっても、売電価格の変更はありません。

しかし、10kW以上の太陽光発電システムの場合、消費税は外税なので、消費税の増税があったら、売電価格はそれに応じて高くなります。企業の場合は消費税の納税義務はありますが、個人には義務がありません。

この太陽光発電については、消費税増税になると、人によっては収入がちょこっと増えそうですね。

消費税の事はわかったけど、金利は?

金利は今が底だけど、万が一上がったら?

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というか、いつかは上昇しますよね。例えば、4000万円でフラット35を組んだとしても、これだけ違うんです。金利は、今めちゃくちゃ低金利。これを逃したらもったいないです。

借り換えする際は、保証料などまた支払わなくてはいけないので、確実に狙って行きたいところ。金利も0.5上がるだけでも利息に、こんなに差が出ます。

我が家はフラット35に落ちてしまったので、借り換えたいのですが、諸事情で今は無理なんですよね。こんなに金利が安いなら35年固定金利が良いです。

消費税うんぬんより、今なら10年固定とか、変動金利を選ばないで、金利が安いのでフラット35で組んでしまうべきだと考えます。もちろん頭金が沢山あって10年くらいで返済できる方は、他に良い手があると思います。

 

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今どうすべきなのか?

ここからは、私も経済学者でもないし、先のことはわからないのですが、一つ言えるのは、また10%に増税した後は、家が売れなくなって、税制控除が増えるかもしれません。

ZEHのことを考えると、そう長くも補助金事業も続かないだろうし、今年家を建てるのは、やはりアリです。

しかし、消費税分だけ考えると、50-60万円くらいは差が出そうです。現時点で10%に増税してからの施策まではわかりませんのでなんとも言えませんが、住宅ローンの金利は最低金利ですし、私なら今年建てます。

ただ、増税先送りになりそうなので、なるべく早く建てるというのが、答えかもしれません。

結果的には、消費税がどうこう関係なく、金利の安い今、家を建てた方が得策だと言えます。10%になったらどうなるか、いろいろ考えてみたのですが、ローンの低金利には勝てません。

 

我が家の失敗談です、宜しければ参考にしてください

住宅は今買い時?マイナス金利だからこそローンは慎重に!

 

 

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遂に、消費税も10%になりました。
実は、私たちも5年前の8%になったばかりの4月に家を建てようと動き始め、結果的にZEHの家に辿り着きました。

多くの人にとって家づくりは一生に1度あるかないかではないですよね?
私たちも初めての家づくりなのに相談するところもない。転勤族で知り合いも少ない。
そんな感じで家づくりがスタートしました。

もし、今、経験者として言わせてもらうなら、1度くらいは中立な立場の人に相談するのをお勧めします。
ぜひ、「私たちの失敗談」を読んでみてください。

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