政府は8月24日の臨時閣議で、平成28年(2016)度の第2次補正予算案を決定し、本年度は継続して、ZEHの補助金が出そうです。本日25日から執行団体の募集を開始しています。期間は平成28年3月31日まで、補助金額は約100億円。平成28年のZEHの補助金はもう終わりかと思ってましたが、9月の臨時国会での第2次補正予算が決まれば、正式に補助金が出ることになります。
先日、補正予算でZEHの補助金が決まっても、平成29年4月以降じゃないか?ということを書いたのですが、平成28年度中にZEHの補助金事業が継続して行われることになりそうです。
これまでは、補正予算でも、来年度の4月からの募集だったのですが、今年の公募の人気の高さから、前倒しになったのかもしれません。
平成 28 年度 第 2 次補正予算案の概要(PR資料) P5に掲載。
平成28年度補正予算「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)普及加速事業費 補助金」
経済産業省では、平成28年度補正予算「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)普及加速事業費補助金」を実施する補助事業者(執行団体)を、以下の要領で広く募集します。
なお、本公募は平成28年度2次補正予算成立後、速やかに事業を開始できるようにするため、予算成立前に募集の手続を行うものです。平成28年度2次補正予算成立以前においては、採択予定者の決定となり、予算の成立等をもって採択者とすることとします。
現在、ZEHの補助金は、一般社団法人 環境共創イニシアチブ(SII)が執行団体です。
今回の平成28年度補正予算「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)普及加速事業費 補助金」の執行団体も、たぶんこのSIIになるのでは?と思います。
詳細はこちら
http://www.enecho.meti.go.jp/appli/public_offer/1608/160825a/
http://www.enecho.meti.go.jp/appli/public_offer/1608/160825a/pdf/1.pdf
では、大まかにみていきます。
事業実施期間
交付決定日~平成29年3月31日(原則、単年度事業)
補助金はいくら?
補助予定額:約100億円 (9,998,757千円)
※補助予定額は、平成28年度2次補正予算の成立等を前提とするもので、現時点で
の予定額です。なお、最終的な実施内容、交付決定額については、経済産業省と調
整した上で決定することとします。
補助対象者について
新築住宅の建築主、新築建売住宅の購入予定者、既築住宅の所有者で、これまでの補助事業から変更ありません。
ZEHビルダーが設計、建築、既築改修等するZEH(原則としてNearly ZEHは含まない。)のみを補助対象とする予定です。
補助対象
高性能設備機器等の組み合わせによりZEHを実現する事業
補助対象経費(消費税及び地方消費税額は対象外)
経費(設備費※、工事費 等)
※蓄電池システムを含む。
事業あたりの補助率は?
定額
件数は?
約6,800件(うち蓄電池を含むものは、約1,700件)
その他
必要に応じてZEHビルダー※の公募、登録、公表を行うこと。
※2020年度までに自社が受注する住宅のうちZEH(Nearly ZEHを含
む)が占める割合を50%以上とする事業目標を公表等するハウスメーカー、工務
店、建築設計事務所、リフォーム業者、建売住宅販売者等。
本事業においては、ZEHビルダーが設計、建築等するZEHを補助対象とする。
必要に応じて、対象とする蓄電池システムの公募、登録、公表を行うこと。
このあたりは、私たち消費者には関係ありませんが・・・・。
さいごに
臨時国会は9月末に開かれる予定です。この予算がここで決まらなければ、平成28年度補正予算「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)普及加速事業費 補助金」は、もちろん出ません。
しかし、閣議決定したものは、金額が多少増減があっても、予算は通ります。まずは、見守ることにしましょう。
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