2016年9月の長期固定型の住宅ローン「フラット35」の金利は最長35年の金利の最頻金利が年1.020%となり、先月より上昇。低下していた長期金利が、金融緩和策の先行きが不透明になったという見方から、上昇したからと考えられます。どこで組もう?早めがいいのか?
フラット35 2016年9月の金利
出典:フラット35
詳細は、http://www.flat35.com/kinri/index.php/rates/top
返済期間21年以上35年以下
2016年8月の住宅ローン金利は、融資率9割以下で、返済期間21年以上35年以下タイプの金利幅は年1.020%~年1.670%
最頻金利※は年1.020%で、8月と比べると、0.12%上がりました。
※「最頻金利」とは、最も多くの銀行が提示してる金利の事で、これと同じ金利になるわけではありません。
返済期間20年以下
返済期間20年以下、融資率9割以下での金利幅は年0.960%~年1.610%。
最頻金利は年0.960%
返済期間35年金利の推移平成25年からの金利の推移
融資率9割以下で返済期間21年以上35年以下タイプの金利です。
出典:フラット35
全体的には、じわじわと下がっていますが、足踏み状態なのでそろそろ底を打つのでしょうか?いやいやきっと、底ですよね。35年間一定の金利のため、借り換えする方も今は多いと聞きます。
返済期間20年の金利の推移
融資率9割以下で返済期間20年以下タイプの金利です。
出典:フラット35
こちらも、同様、じわじわと下がってますね。20年でローンが払えそうだよっていう方は、「フラット35」の20年で組むという手もありますよね。金利もフラット35より低いですし・・・。
しかし、フラット35という固定金利を組もうと考えているなら、あえて「フラット35」で組んで、生活設計がハッキリしたころ、一括返済してしまうというのも手ですよね。
最近の動向・注意点
8月に過去最低金利を更新した影響もあり、借り換え案件が各銀行で急増したといいます。
申し込みから住宅ローン実行までに2ヶ月程度かかるケースもあったと記事やWEBサイトでも見ました。
年内に住宅ローンの検討している方は、はやめの事前審査申し込みを推奨します。
なぜまた、金利上がった?
日銀のマイナス金利政策などの影響が関係してる様です。
低下していた長期金利が、金融緩和策の先行きが不透明になったという見方から、上昇傾向に転じたためと考えられます。
10年固定・変動金利などはどうなってる?
実際、大手銀行各行の10年固定金利は、ほぼ金利は上昇。
- 三菱東京UFJ銀行は、年0.5%から0.6%
- 三井住友銀行は、年0.7%から0.8%
- みずほ銀行は、年0.65%から0.7%
- 三井住友信託銀行は、年0.35%から0.45%
- りそな銀行も、年0.65%から0.75%
金利は上がっています。住宅ローンを組む前から給与振り込み等で利用している銀行は金利が安くなることもあるので、自分が使いたい銀行を吟味しておくのも良いかもしれません。
また、変動金利型は、基準となる短期金利の水準に変動がなかったため、前月と同水準の金利を維持しています。金利が変動するリスクはありますが、金利はずっと低いので魅力もあります。
また、ネットバンク系は、2016年9月の金利は、変わらず横ばいも多いです。イオン銀行・楽天銀行・じぶん銀行などは、私たちも検討しましたので一度見た方が良いと思います。けっこう安いんです。
さいごに
金利が変動すると、返済額がどう影響するか知りたい方はこちらも!