10月11日の参院本会議で、3兆円超の「28年度第2次補正予算案」が可決・成立しました。平成28年度補正予算額は100億円。これで、「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)普及加速事業」は28年度内は継続して行われることになりました。安心です。
ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)普及加速事業
ZEHの普及を加速化することで、住宅省エネ投資を喚起し、新たな有望成⻑市場を創出します。これにより、2020年(平成32年)までに新築⼾建住宅の過半数でのZEH実現を⽬指します。
この事業は経済産業省による事業。平成28年度補正予算額は100億円。
事業⽬的・概要
2020年(平成32年)までに新築⼾建住宅の過半数をZEH※とすることを⽬指し、ZEHの価格低減及びZEHの普及加速化、並びにこれによる住宅への省エネルギー投資拡のため、⾼性能建材や⾼性能設備機器、蓄電池等の組合せによるZEHの導⼊を⽀援します。
※ ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス):年間の1次エネルギー消費量がネットで概ねゼロ以下となる住宅。⾼断熱化、20%以上の省エネルギーにより、住宅で消費されるエネルギーを⼤幅に削減した上で、再⽣可能エネルギーの活⽤により、年間で消費するエネルギーをまかなうこと(ネット・ゼロ・エネルギー)を実現。
⽀援対象は?
⽀援対象は、「ZEHビルダー※ 」によって設計・建築・改築されるZEHのみ。
※ ZEHビルダー:2020年までに⾃社の受注、建築、改築等する住宅の過半数をZEH化するという⽬標を設定・公開して登録を受けたハウスメーカー、⼯務店等。
2016年9月28日時点で、SIIに登録されているZEHビルダーは3,340件となっています。
成果⽬標
ZEHの普及を加速化することで、住宅省エネ投資を喚起し、新たな有望成⻑市場を創出します。これにより、2020年までに新築⼾建住宅の過半数でのZEH実現を⽬指します。
今後のスケジュール等について
補助事業者は、一般社団法人環境共創イニシアチブ(略称「SII」)
補助事業の公募の時期、内容等については、経済産業省と補助事業者で協議を行い、その後、ホームページ等で公表いたしますので、しばらくお待ち下さいとあります。
さいごに
「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)普及加速事業」は、2020年までに新築戸建住宅の過半数をZEH化とすることを目指す事業です。
事業目的にもあるように、ZEHの価格低減・ZEHの普及加速化を推進し、⾼性な建材・設備機器、蓄電池等の組合せによるZEHの導⼊を⽀援します。
28年度内の事業で期間は短いですが、今から家を建てる方は選択肢に入れたい補助金ですよね。詳細がどうなるのか気になります。分かり次第、書いていきたいと思います。
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