本日11月22日、経済産業省・一般社団法人 環境共創イニシアチブは、ZEHの普及促進にむけた調査研究の一環として、「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業 調査発表会2016」を行いました。900名の事前登録制でしたが、満員。凄い熱気の中、発表会が行われました。
簡単に質疑応答、発表内容に触れたいと思います。
「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業 調査発表会2016」
「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業 調査発表会2016」「ZEHビルダー連絡会2016」を同時開催しました。
第1部 主催者挨拶および趣旨説明
環境共創イニシアチブ(SII)では、平成24年度から「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業」補助事業を執行し、今年度で5年目を迎えました。
事業推移や、ZEH住宅のエネルギー使用状況に関する調査・分析結果を通して今後の課題やテーマを広く共有する場として、「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業 調査発表会2016」を開催しました。
早速資料もUPされてました。
https://sii.or.jp/zeh28/file/doc_1122.pdf
ZEHビルダーは何社?
また、ZEHビルダーのロゴがお披露目されました。曲がっていてすいません。
まず、2016年10月21日時点でZEHビルダーは3500社。SIIのHPを確認すると、2016年11月8日時点で、3792件となっています。
BELSを取得の家は?
さらに、BELSを取得したZEH住宅は、10月27日時点で約2700戸ということでした。
やはり、BELSを取得し、加点5点もしっかりGETしているようです。
質疑応答について
Q.ZEHの普及に向けて来年度以降の基準変更はあるか?
A.ZEHの定義については少なくとも来年度は変更する予定はない
Q.今年の申請件数は1万件で、蓄電池の補助件数は?
A.のちほどの報告会で発表します。(あとで追記します。)
Q.建築後に補助金を出すことは可能か?
A.予算上、定義上、今はNG。この先はわからないということでしょうか?
第2部 ZEHビルダー連絡会 2016
Q.一次エネルギー削減率は加点こみか?
A.加点は入っていない。
Q.今年ビルダー申請して交付金申請をしていない、8割の工務店の分析はしているか?
A.まだしていません。
第3部 ZEH支援事業について 事業者アンケート調査実績報告
今年の採択率は約64%だそうです。つまり1/3が落ちてることになります。
実は、昨年の採択率は98.5%で、応募すればほぼ採択される状況でした。そして年度の途中の状況で、今年は75.6%となかなか厳しい感じでした。
それが、きょう発表で明らかになったのは、今年の採択率は約64%・・・
なかなか厳しい。
質疑応答について
Q.床暖房の熱源が燃料電池になっているのは、バックアップ熱源を利用している?
A.その理解であっています。
Q.ZEHビルダーごとに、交付決定件数を公表する予定は?
A.公表予定はありません。
一番興味がありますよね? 数値について
平成24~平成28年度 の申請数と交付決定数について
平成24年度 申請数:476 交付決定:443
平成25年度 申請数:1067 交付決定:1055
平成26年度 申請数:969 交付決定:938
平成26年度 補正 申請数:6238 交付決定:6146
平成28年度 申請数:9993 交付決定:6356
28年度の一次エネルギー削減率は?
28年度の一次エネルギー削減減率は、30~40%が最多で、3601件(交付決定ベース)
28年度の 再生エネルギーこみの削減率は?
再生エネルギーこみの削減率は、110~120%が最多(交付決定ベース)
28年度の ZEHビルダーベースの(交付決定ベース)は?
また、ZEHビルダーベースの(交付決定ベース)で見ると、4-7地域 Ua0.6 基準のうち
半数以上が20%以上の削減をした強化ビルダーだったそうです。
資料は一切具体的な企業名はないのですが、これは・・・一条工務店ですかね?
どこか本気で気になります。
と、本日の「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業 調査発表会2016」の内容の一部でした。資料を読んでまた追記いたします。
参考記事はこちらも