もし大きな地震が起きたら、家の太陽光パネルはどうなる?こうやって対処しよう

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日本は地震が多い国。大きな地震や津波の際に、太陽光発電システムのショート(短絡)の可能性があるのか調べたら、接続箱が黒く焼けたケースを見つけました。しかし建物自体は、太陽光システムが屋根材を補強し、崩れづらいのではないか?との見解もありました。

我が家にも大容量の太陽光パネルが載っているのに、対処の方法をしらなかったので調べてみました。

地震・津波の太陽光発電システムのショートの可能性は?

震災で被災したときの、住宅用太陽光発電システムの点検・復旧・撤去の作業を見ていきます。知っていれば未然に防げることも多いと思います。

まず、日経BPに掲載されていたこの記事を読んでいただくと良いと思います。http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/feature/15/302961/022200043/?i_cid=nbptec_sied_rnk

日経BPの記事を簡単に要約すると

太陽光発電システムが住宅屋根にも広がり、2007年7月の新潟中越沖地震、2011年3月の東日本大震災、2016年4月の熊本地震と、大きな被害を引き起こした地震が次々と起きています。

震災の後、現地を訪問して住宅用太陽光発電システムに関する被災の調査、応急措置や復旧などに取り組んできた。NPOのことを書いています。

地震による被害はほとんどなかったと書いています。ただ、津波が被った家については、太陽光パネルが載っていて、発電状態のまま浸水したために、ショートしたと推測している。と書かれています。また、一歩間違えば、住宅全体の火災につながる危険な状況だった、とも。

接続箱がショートし、黒く焦げてしまったとのこと。この黒焦げの件については、接続箱のスイッチを切ってさえいれば、この事態を防げたという。

地震が起きた、津波で機器が水を被ってしまった ⇒ その時、回路の切断方法を知っていたら良かったけど、知らない方が多かった、といいます。実際私も、回路を切断しなければいけないと思っても、手順が分かりません。

パネルが無事で発電していた場合で、家のどこかが地震で断線していたりしている場合も怖いです。住宅用の太陽光発電システムは、300~400V程度の電圧でパワーコンディショナーまで流れてきます。

近くに燃えやすいものがあり、その状態で通電や放電が生じると、住宅火災につながるかもしれません。

我が家の場合だと

我が家は、町で言うと海のある地域に建っていて、海から4Kmという場所に立っています。保険に加入する際にも川の位置を含めたハザードマップを見た限りでは、水害はほぼない地域になっていました。

しかし津波が近くで発生したらなんとも言えない状況です。もしかしたら水を被るかもしれないと、心のどこかで思っています。そう考えると、水を被った時、非難するとき何をしたら良いのか知らないのも怖くなりました。

とりあえず、接続箱のスイッチを切ろうと思いました。

自分の家のハザードマップが知りたい方、ここで見られます!
国土交通省のHP: http://disaportal.gsi.go.jp/

津波のハザードマップは私の市では掲載されていませんでした。これこそ市民の命を守るもの、早くやれよ!と思ってしまいました。

でももしかしたら掲載したら、市のほとんど波に被ってしまうから載せていなのかもとも考えましたね。土地が売れなくなるし、近くの市町村に人口流出する可能性もあるのかと・・・勝手に判断しました。この津波ハザードマップは見た方が良いですよ。

購入前の方も必須!!です。

どうしたらいいのか?

どうしたらいいのか?探してみたら、太陽光発電協会(JPEA)と言う団体が、熊本地震による被災を想定した、「太陽光発電システム被災時の点検・復旧・撤去に関する手順・留意点【震災編】」を公開していました。http://www.jpea.gr.jp/pdf/t160428.pdf

以下、簡単に見ていきます。

自宅に太陽光発電システムを設置されている方

ご自宅に太陽光発電システムを設置されている所有者(ユーザー)の方へ

【1】太陽電池パネルは、破壊されていても発電し感電の恐れがあります。
一般の方は危険ですので、絶対に触らないで下さい。

【2】被害への対処の実施にあたっては、ご購入の販売・施工業者に連絡し適切な処置を依頼して下さい。

大きな地震が起きた後、長期で避難する必要があれば安全を考えて、接続箱の開閉器、パワーコンディショナー(PCS)の運転スイッチ、太陽光発電用ブレーカー、分電盤の主電源漏電ブレーカーを、すべてオフにしておくと良いと思います。

「震災で倒壊の危険のある家の太陽光発電システム」の留意点

太陽光発電システムは、商用電力系統が停電すれば自動的にシステムの運転を停止しますが、停電が復旧し日射があれば自動的に運転を再開します。倒壊の危険のある家屋の所有者の方は、機器や配線の損傷から漏電の危険性がありますので、必ず分電盤の遮断器を切りパワーコンディショナの運転ボタンを停止にした上で避難して下さい。

その後、ご購入の販売・施工業者に連絡し、適切な処置を依頼して下さい。

「家と共に倒壊した太陽光発電システム」の留意点

住宅等の屋根に設置されていた太陽電池パネルや、屋内外に設置されていたパワーコンディショナ、接続箱が震災で破壊され、家屋などのがれきと共に堆積している様な場合、太陽電池パネルに太陽の光が当たれば発電する可能性があり、素手などで触れると感電する恐れがあります。

また、太陽電池パネルに配線でつながっている接続箱やパワーコンディショナなどからの漏電により、感電や火災の危険もあります。

太陽電池パネルが震災で破壊された家屋に残っている場合や、破壊によって屋根から外れ、がれきとなって堆積している場合は、以下の事項に注意して作業を行って下さい。

~作業を行う上での注意事項~

【1】救助及び復旧作業等で壊れた太陽電池パネル、接続箱、パワーコンディショナに触れる必要がある場合は、絶対に素手で触らず、電気用ゴム手袋などの絶縁性のある手袋を使用して下さい。

【2】作業にあたっては、ブルーシートや段ボール等で覆いをするか、裏返しにする等、出来るだけ太陽電池パネルに光が当たって発電しない様にして下さい。

【3】複数の太陽電池パネルが配線でつながっている場合は、パネル間の配線コネクタを全て抜いて下さい。

【4】太陽電池パネルと接続箱、パワーコンディショナなどが配線でつながっている場合は、全ての太陽電池パネル間の配線コネクタが抜かれていることを確認した後に配線を切断し、配線の切断面から銅線がむき出しにならない様、絶縁テープなどを巻いて絶縁して下さい。尚、配線の切断及び絶縁作業は、必ず電気工事士が行って下さい。

【5】夜間や日没後で日射等の光が当たらない時に作業を行う場合でも、日射のある時の作業と同様に上記の注意事項に従って対処して下さい。

たしかに災害のあとに、太陽光パネルの上にブルーシートで覆われたシーンをニュースで見た気が・・・そういうことがあったんですね。

災害の復旧に際しては、政府や各自治体の指示に従う必要あり

災害の復旧に際して、政府や各自治体による災害注意情報、復旧手順などを再優先で遵守することを求めています。

被災した住宅用太陽光システムの取り扱いについては、設置されている家屋の損傷状況によって異なります。家屋の損傷状況の判断については、政府が定めた被害認定基準運用指針に従って決められた専門家が担うように注意しています。

もし撤去する必要があるなら

重要なこと:電気主任技術者や専門家以外は、復旧や撤去の作業をしてはいけない!

また、緊急避難的に撤去作業に関わる方も、専門技術者の指導のもとで、できるだけこの発表資料を参照し、安全に作業を進めて欲しいとしています。

ここでも、電気主任技術者や専門家以外は、復旧や撤去の作業をしてはいけないことを強調しています。当たり前ですが触るべきではありません。

詳しくは、http://www.jpea.gr.jp/pdf/t160428.pdf

さいごに

知っていると不安ってなくなりますよね。逆に知らないとずっと不安じゃないですか?

とりあえず忘れてはいけないのは、安全を考えて接続箱の開閉器、パワーコンディショナー(PCS)の運転スイッチ、太陽光発電用ブレーカー、分電盤の主電源漏電ブレーカーを、すべてオフにしておくことでしょう。

また、地震に強い家のランキングはありませんがみておいて損はないかも。

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