積水ハウスは、2016年度の新築戸建住宅のZEH販売実績が74%で、目標の71%を上回ったことを発表しました。累積販売棟数は2万8195棟で、2020年目標80%を早期で達成できるようにするという。賃貸住宅もZEH化している積水ハウス。実績もあるので安心感が違いますね。
積水ハウス、2016年度の新築戸建住宅のZEH販売実績 74%達成
積水ハウスのニュースリリースによると、一次エネルギーの消費量がほぼゼロな住宅「ZEH」2016年度の新築戸建住宅のZEH販売実績が74%となったそうです。
http://www.sekisuihouse.co.jp/
2013年よりZEHを開始、既に4年の実績がある積水ハウス
ZEH、ゼッチと騒がれる前からZEHに取り組んできたと、積水ハウスの取締役の方がおっしゃっていました。その方は自分の家をZEHにしたと言っていました。しかも自分自身は一度も住んだことがないとか・・・なかなか太っ腹な方でした。
積水ハウスは、2013年からZEHともいえる「グリーンファースト ゼロ」の販売を開始。それにさかのぼること4年前の2009年から「グリーンファースト」という、1990年比でCO2排出を50%削減する商品を販売しています。また2012年には、このグリーンファーストの比率が83%にまで達したといいます。
また、そう考えると実績が本当にありますし、時代を先読みして取り組んできたということでしょう。
これらの取組みにより、ZEH「グリーンファースト ゼロ」は2013年、販売開始年度に早くもZEH比率 49%を達成(北海道を除く)。その後も順調にZEH比率を伸ばし、2014年度に62%、2015年度に71%。そして2016年度が74%になったそうです。
また2017年3月末時点で、累積販売棟数は2万8195棟とのこと。
また95支店のうち、27支店ではすでにZEH達成比率80%を超え、90%を超える支店も6支店あるそうです。
積水ハウスだけでなく、メーカーさん選びはこうやって選ぼう!
どこを目指しているのか?
①「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」を拡大
「グリーンファースト ゼロ」の販売比率を2020年までに80%にすることを目標に、積極的な提案活動を展開します。また賃貸住宅「シャーメゾン」や分譲マンション事業でもZEH化を進めます。さらに、ストックを含めCOP21における家庭部門の約束の達成に取り組みます。
全新築戸建住宅における「グリーンファースト ゼロ」比率
2020年までに 80%新築住宅と戸建住宅・低層賃貸住宅ストックにおけるCO2排出量(2013年比)を
2030年までに 39.3%削減②リフォームでの「省エネ・創エネ提案」を強化
既存住宅に対しても、快適でエコな暮らしを実現する「グリーンファースト リフォーム・リノベーション」を推進します。住宅の高断熱化や最新設備による「省エネ」と、太陽光発電や燃料電池による「創エネ」を組み合わせ、既存住宅においても大幅にCO2排出量を削減します。
当社戸建住宅は積水ハウスリフォーム株式会社が、当社賃貸住宅は積和不動産各社が、一般在来工法の住宅やマンションなどは積和建設各社が中心となり、それぞれ積極的な提案活動を進めます。
2017年2月には、「経済産業大臣賞」を受賞
また、2017年2月には、積水ハウス株式会社は、第26回地球環境大賞(主催:フジサンケイグループ、後援:経済産業省、環境省、文部科学省、国土交通省、農林水産省、一般社団法人 日本経済団体連合会)において、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)「グリーンファースト ゼロ」の推進等の環境活動が評価され、「経済産業大臣賞」を受賞しています。
「全国初」ZEH分譲マンションも手掛ける
以前もFacebookに記事を挙げましたが、ZEHに関する取り組みとして、積水ハウスは2016年12月に愛知県名古屋市でZEH分譲マンションを建設することを発表しています。
名古屋市に建設する3階建て12戸のマンションになります。電話でも問い合わせてみましたが、発表当時にZEHの補助金って貰えるんですかね?と聞いたら、現段階はもちろん無理ですけど、先のことは分かりませんよね、という回答でした。
2017年夏に着工し、2019年春に完成予定です。
積水ハウスが奨めるZEHは、庭と一体で自然に親しむ快適な暮らし
積水ハウスの高いZEH比率の実績は、エネルギー効率だけを考えたZEHではなく、暮らしの本質を追究したZEHの結果だと言います。
断熱だけを考えれば、やはり窓は小さくなります。
CMなどでもわかるように、積水ハウスの家って、庭と建物が一体化した家が多いですね。そして会社としても、庭を楽しむ暮らしが望ましいと考えているようです。
この庭と一体化した暮らしを実現するために、高性能、超高断熱な窓を採用しているそうです。また早くから、屋根形状に左右されない「瓦型太陽電池」を採用したのも積水ハウス。
今はだいぶメジャーですが、数年前は、屋根の一体化したソーラーパネルはほぼなかったです。
さいごに
昨年のZEHの補助金の書き込みサイトでは、積水ハウスで不採択だった、と書いてあるのを目にしました。それが真実かどうかは分かりませんでしたが、昨年は苦戦したのではないかと勝手に思っています。
でも、住宅営業さんと話をしても正直ZEHの補助金があるから家を建てましょうよ!という感じではなく、ZEHの補助金があろうが、なかろうが会社のスタンスは変わらない強さも感じました。
いつの時代も素敵な家を建ててくれるイメージがあります。まあ、我が家は積水ハウスで建てていませんけど・・・。
坪単価が一番高そうなイメージがあったので、我が家は積水ハウスは敬遠しましたが、親戚に聞くところでは、注文住宅でもほぼ建売のようなパックがあるみたいで、それなら安いようです。
営業さんも他の会社さんと違って、感じの良い人が揃っているイメージもありますね。落ち着いたガツガツしてない方が多いのがこの会社の良さかな。
この記事を描いたからと言って、私は積水ハウス推しでもありません。ただ、CMは好きですね。長い年月をかけて家を建てるときには積水ハウスが良い!と刷り込まれてる感じ。
まさに狙い通りで嫌になっちゃう。しかし、実績のあるメーカーさんなのは間違いないので、選択肢には入れるべきでしょうね。
関連記事はこちらも