「子育て支援型」「地域活性化型」実施の市や県に引っ越すのもアリ?金利が0.25%優遇される

 

先日、住宅金融支援機構の【フラット35】の新しい支援制度のことを書いたのですが、「子育て支援型」・「地域活性化型」を実施している市町村が判りました。もしも近所であればそこに家を持つ選択肢も悪くないですよね。この支援制度は、【フラット35】の借入金利を当初5年間 年0.25%引き下げるものです。

 

「子育て支援型」と「地域活性型」

支援制度は子育て支援型と地域活性型の2タイプで、4月3日から自治体の募集をしていました。

家を購入する方がみんな、フラット35を利用するわけではないですが、家を購入する年齢層を考えると子育て世代が多いので利用する価値がありそうです。

またこれらの制度ですが、一部併用可能みたいなのです。

また、以下のように予算が双方で持っているので、要注意です。気を付けて下さい。

【フラット35】子育て支援型・地域活性化型は、住宅取得に対する地方公共団体による補助金交付等の財政的支援とあわせて、【フラット35】の借入金利を引き下げる制度であり、住宅金融支援機構・地方公共団体の双方に予算金額があります。

地方公共団体において、予算金額に達する等により「利用申請書」の受付が締め切られた場合、【フラット35】子育て支援型・地域活性化型は、ご利用いただけません。
地方公共団体の予算枠につきましては、地方公共団体にお問い合わせください。

 

では、詳しく見ていきます。

「フラット35子育て支援型」「フラット35地域活性化型」とは

金利引下げ幅は、当初5年間、年▲0.25%引き下げ

フラット35の借入金利から、当初5年間、年▲0.25%引き下げる。

※予算金額があり、予算金額に達する見込みとなった場合は、 受付を終了します。
※2 複数の金利引下げ制度の併用については、取扱いが異なる場合があります。

今公表している地方公共団体

お住まいの地域が該当するのか見てみましょう。

都道府県地方公共団体名地方公共団体の事業名備考
北海道夕張市夕張市新築住宅取得費補助金
夕張市中古住宅取得費補助金
江別市江別市住宅取得支援事業
上川郡当麻町おかえりふる里応援事業補助金
岩手県一関市一関市移住者住宅取得補助金
気仙郡住田町住宅建築事業費補助金(すまいの補助金)6/2から
取扱予定
宮城県白石市白石市定住者補助金
大崎市大崎市住宅新築移住支援事業6月中旬から
取扱予定
大崎市住宅購入移住支援事業6月中旬から
取扱予定
伊具郡丸森町しあわせ丸森暮らし応援事業
秋田県秋田県分譲宅地等売却促進事業(Aターン支援)6月中旬から
取扱予定
雄勝郡羽後町羽後町住宅取得奨励金(Iターン者住宅取得奨励金)6月中旬から
取扱予定
山形県山形県山形の家づくり利子補給
福島県福島県福島県多世代同居・近居推進事業6月中旬から
取扱予定
茨城県筑西市筑西市若者・子育て世代住宅取得奨励金
栃木県栃木市まちなか定住促進住宅新築等補助事業
空き家バンクリフォーム補助事業
小山市小山市転入勤労者等住宅取得支援補助事業
埼玉県蕨市蕨市三世代ふれあい家族住宅取得支援事業
秩父郡長瀞町長瀞町定住促進事業
千葉県松戸市松戸市子育て世帯親元近居・同居住宅取得補助金
神奈川県横浜市横浜市住まいのエコリノベーション(省エネ改修)補助制度 
横浜市ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)普及促進補助
富山県射水市射水市指定宅地取得支援助成金交付事業
射水市空き家対策支援事業補助金交付事業
きららか射水移住支援事業補助金交付事業
石川県金沢市金沢市まちなか住宅建築奨励金交付事業 
金沢市郊外部移住者住宅取得奨励金事業
羽咋市住まいづくり奨励金交付事業
かほく市かほく市若者マイホーム取得奨励金交付事業
福井県福井市二世帯型戸建て住宅建設等事業
福井市多世帯近居住宅取得支援事業
福井市U・Iターン若年夫婦世帯等住宅取得支援事業
敦賀市敦賀市子育て世帯と移住者への住まい支援事業
敦賀市3世代ファミリー定住支援事業
丹生郡越前町越前町多世帯近居住まい推進事業
三方郡美浜町美浜町多世帯近居住まい支援事業
山梨県都留市都留市子育て世帯定住促進奨励金交付事業
北杜市北杜市子育て世代マイホーム補助金交付事業66月中旬から
取扱予定
長野県下伊那郡高森町住宅等に対する固定資産税の課税免除制度
岐阜県高山市高山市多世代同居促進事業
飛騨高山ふるさと暮らし・移住促進事業
まちなか定住促進(高山市中心市街地活性化)事業
飛騨市飛騨市住宅新築・購入支援助成金事業
飛騨市移住促進住宅改修事業補助金事業
静岡県浜松市浜松市家族支えあい環境支援事業
愛知県西尾市西尾市三世代同居対応住宅支援事業
三重県四日市市四日市市郊外住宅団地子育て世帯の住み替え支援事業
四日市市子育て世帯の住み替え等促進空き家
リノベーション事業
四日市市移住促進のための空き家リノベーション事業
名張市名張市子育て世帯に対する中古住宅等リノベーション
支援事業
名張市移住促進のための空家リノベーション支援事業
伊賀市移住促進のための空き家リノベーション事業
大阪府貝塚市貝塚市若年世帯住宅取得補助事業
岡山県津山市津山市空き家活用定住促進事業
高梁市高梁市定住促進空き家活用事業助成金制度
高梁市定住促進住宅新築助成金制度
広島県広島市広島市子育て世帯住替え促進リフォーム費補助事業
呉市呉市新婚・子育て世帯定住支援事業
呉市移住希望者住宅取得支援事業
安芸郡坂町坂町三世代同居・近居住宅支援事業
坂町空き家改修等支援事業
山県郡安芸太田町子育て世帯定住応援制度
Uターン世帯定住応援制度
山口県山口県やまぐち三世代同居・近居住宅支援事業
防府市防府市三世代同居支援事業
徳島県吉野川市吉野川市来て観て住んで事業
福岡県福岡県既存住宅流通・多世代居住リノベーション推進事業
「リノベde補助」
北九州市住むなら北九州 移住推進事業
住むなら北九州 定住・移住推進事業
大牟田市
多世帯同居おうえん大作戦!6/15から
取扱予定
八女市八女市中古住宅取得支援補助金
八女市新築マイホーム取得支援補助金
宗像市中古住宅購入補助制度
三世代同居・近居住宅支援補助制度
佐賀県佐賀県子育てし大県”さが”「すまい・る」支援事業
三養基郡基山町「基山町定住サプライズプロジェクト」子育て・若者世帯の
住宅取得補助金活用事業
大分県大分市大分市移住者居住支援事業6/15から
取扱予定

また、載っていなくても順次増えていくので自分のお住まいの地域でこういう支援があるのか確認してみましょう。

【フラット35 S】と「フラット35子育て支援」or「フラット35地域活性化型」は併用可能

http://www.flat35.com/loan/flat35kosodate/index.html

「フラット35S」とは併用OK

具体的には、当初5年は、0.55% 5年経過してから10年目までは、0.3%の金利が引き下げられることになります。イメージするならこんな感じ。

詳細はこちらを参考に

29年度に家を建てる方!「フラット35S+子育て支援型」を利用しよう!金利が0.55%も引き下がる!

横浜市の場合はZEHも対象

また、横浜市の場合は、家庭のエネルギー収支を実質ゼロにする「ゼロエネルギー住宅(ZEH)」を取得する世帯などが対象。

住宅金融支援機構は横浜市内で省エネ住宅の購入を考える子育て世帯向けに、長期固定型住宅ローン「フラット35」の金利を0.25%引き下げます。

「ゼロエネルギー住宅(ZEH)」を取得する世帯などが対象。市の補助金と金利の優遇をあわせることで、省エネ住宅の普及に繋げたいと考えている。

横浜市ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)普及促進補助 × 同居型

【主な要件】
○新築の一戸建て住宅であること
○申請者世帯又はこれと同居する直系親族世帯のいずれかの世帯において、本申請書の受理日時点で満15歳以下の子(胎児を含む)と現に同居し扶養していること
○申請者世帯と、その直系親族世帯が同居すること
○取得する住宅の床面積が70平方メートル以上であること

横浜市ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)普及促進補助 × 近居型

【主な要件】
○新築の一戸建て住宅であること
○申請者世帯又はこれと近居する直系親族世帯のいずれかの世帯において、本申請書の受理日時点で満15歳以下の子(胎児を含む)と現に同居し扶養していること
○申請者世帯と、その直系親族世帯が3km以内に居住すること

詳細はこちら http://flat35.com/loan/flat35kosodate/blo_02.html

 

さいごに

市町村もそれぞれの思惑は違うけど、何にしても0.25%も金利を下げてくれるのは有難いですね。

ローンに関しては、私たちは失敗しているので、早め早めの準備をお勧めします。ローンに落ちた理由は教えてくれませんので、今ローン通るかな?と自分自身で怪しいかな・・・と感じる方はハッキリ言いますが、ローン審査危ないと思います。

また、逆に住宅メーカーの営業さんに大丈夫、大丈夫!と乗せられて、借り審査を1件のみしかしなかった私たちは後悔ばかり。

ぜひ我が家の失敗例も読んで見てください。

住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」を発表。思った以上に皆、堅実にお金を借りてる!

住宅ローンを組むとき、銀行はどんな審査をしてるのか?国交省調査 結果から

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>ZEHの家を建てて4年。今、後悔していることは?

ZEHの家を建てて4年。今、後悔していることは?

遂に、消費税も10%になりました。
実は、私たちも5年前の8%になったばかりの4月に家を建てようと動き始め、結果的にZEHの家に辿り着きました。

多くの人にとって家づくりは一生に1度あるかないかではないですよね?
私たちも初めての家づくりなのに相談するところもない。転勤族で知り合いも少ない。
そんな感じで家づくりがスタートしました。

もし、今、経験者として言わせてもらうなら、1度くらいは中立な立場の人に相談するのをお勧めします。
ぜひ、「私たちの失敗談」を読んでみてください。

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