夏涼しく冬暖かい家に住みたい!住宅を新築・リフォームされる方向け平成30年度「省エネ支援制度」

国土交通省主催の「良質な住宅・建築物の取得・改修に関する最近の支援制度」で、住宅に関する「省エネ支援施策」の話がありました。家を新築するにもリフォームするにも、快適で省エネな家を作りたいですよね。「補助金、税金、ローン」情報をチェックして、省エネで快適な住宅を作りましょう!

 

『良質な住宅』に関する省エネ支援について

注意!予算通過しないと補助金額も確定しません。あくまで参考に!!

ZEH住宅にしてから2年経過した我が家 2015-2017の電気代と売電代を公開

省エネって、どうでも良い人もいるかもしれませんが、省エネってやはり良いですよ。ZEHの素晴らしいところは、無理せず省エネな家に暮らし、電気代や水道代が減ってお財布にも優しいってことかな・・・・興味が出てきた方はお付き合いください。

主な補助金についてみていきます。

【地域型住宅グリーン化事業】(国土交通省)

・中小工務店においてゼロ・エネルギー住宅等とすることによる掛かり増し費用相当額 等 【補助率】1/2 (補助限度額140万円※)新築 改修
※過去、補助を受けた戸数が4戸以上の事業者は125万円

平成30年度予算案では、115億円要望

応募・申請:執行団体の募集は4月以降、交付申請は執行団体決定以降

 

【長期優良住宅化リフォーム推進事業】(国土交通省)

「①評価基準型」「②認定長期優良住宅型」「③高度省エネルギー型」と分かれるが、②の長期優良住宅の中のうち、一次エネルギー消費量が省エネ基準比20%削減のものが該当。
【補助率】1/3 (補助限度額100万円※/戸 等)改修
※長期優良住宅(増改築)認定を取得する場合 200万円/戸、さらに省エネ性能を向上させる場合 250万円/戸 3世代同居対応改修工事は、さらに50万円限度に追加。

平成30年度予算案では、42億円要望

応募・申請:執行団体の募集は4月上旬、交付申請は執行団体決定以降

高度省エネルギー型については、事前採択を行わず通年申請可能。

 

【ZEH化による住宅における低炭素化促進事業】(経済産業省・国土交通省・環境省)

【ZEH化による住宅における低炭素化促進事業】(経済産業省・国土交通省・環境省)

・ZEHを新築または改修しZEH化等により低炭素化となるものに対し、一定額を補助。
【補助率】定額 (70万円/戸 等)、蓄電池3万円/kWh(上限30万円)別途補助 新築 改修

【高性能建材による住宅の断熱リフォーム支援事業】(経済産業省・環境省)

・既存住宅について、高性能建材導入に係る経費の一部を補助
【補助率】1/3(補助限度額:戸建120万円/戸、集合15万/戸など)、家庭用蓄電池:設備費3万円/kWh+工事費5万円別途補助 改修

平成30年度予算案では、85億円(新規)要望※ ※同一予算で配分は不明

応募・申請:3月以降、国土交通省HPをチェック!

省エネルギー投資促進に向けた支援補助金

「事業者の省エネ取り組みを支援」「ZEH」「ZEB」「次世代省エネ建材の導入支援事業」の4つの事業に、600.4億円を要望※ ※予算配分は不明

【ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)支援事業】(経済産業省)

・ZEHビルダーにより建築されるZEH+の導入や集合住宅におけるZEHの実証等を支援
【補助率】定額戸建ZEH+:115万円、戸建・集合:2/3 新築 改修

【次世代省エネ建材の導入支援事業】(経済産業省)

・工期短縮可能な高性能断熱建材や蓄熱、調湿建材の導入を支援
【補助率】1/2(補助限度額200万円/戸、集合125万/戸)改修

応募・申請:3月以降、経済産業省HPをチェック!

 

【燃料電池の利用拡大に向けたエネファーム等導入支援事業費補助金】(経済産業省)

・一般家庭等がエネファームを導入する場合に、一定額を補助
【補助率】定額 (補助限度額11万円(PEFC)、16万円(SOFC)など)新築 改修

 

また私の勝手な判断ですが、以下↓の事業は敷居が高そう・・・仲良しの設計士や建築会社がいる人なら良さそうな事業です。

【賃貸住宅における省CO2促進モデル事業】(環境省、国土交通省)


・低炭素型賃貸住宅を新築又は改修し、広く一般に環境性能を表示し周知を図る事業に対し、低炭素化に寄与する設備等の導入費用の一部
【補助率】 1/2(補助限度額60万円/戸)、1/3(補助限度額30万円/戸)新築 改修

 

【サステナブル建築物等先導事業】(国土交通省)


・先導的な技術に係る建築構造等の整備費、効果の検証等に要する費用 等
【補助率】1/2 (補助限度額は条件による)新築 改修

平成30年度予算案では、102.21億万円要望

 

税金について

【所得税/登録免許税/不動産取得税/固定資産税】(国土交通省)
・認定長期優良住宅化リフォーム、一定の省エネ改修を行った住宅:所得税・固定資産税の特例措置 改修
・認定長期優良住宅:所得税・登録免許税・不動産取得税・固定資産税の特例措置 新築
・認定低炭素住宅:所得税・登録免許税の特例措置 新築 

http://www.mlit.go.jp/common/001157423.pdf

【贈与税】(国土交通省)
・省エネルギー性等に優れた住宅を取得等するための資金の贈与を受けた場合、贈与税の非課税限度額を500万円加算 新築 改修

http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_fr2_000011.html

融資について

【フラット35S】(独)住宅金融支援機構
・耐震性や省エネルギー性等に優れた住宅を取得する場合、当初5年間の金利を引き下げ
・認定長期優良住宅、認定低炭素住宅といった特に優れた住宅を取得する場合は、当初10年間の金利を引き下げ 新築 改修

http://www.flat35.com/loan/flat35s/index.html

 

さいごに

平成30年に使えそうな、省エネ関係の補助金などを挙げました。

補助金制度は、国だけでなく、都道府県、市区町村と分かれていて、知っていると、選択肢が広がって良いですよね。

今回は大まかに挙げただけですが、予算が通過すればすぐに、補助金のことを書いてある執行団体のHPで情報がUPされます。気が付けば、何だかよくわからないまま、住宅メーカーに言われるまま、家づくりが進む方も多いでしょう。

今のうち制度を調べてみましょう。

また自治体の補助金制度も4月にスタートします。縮小傾向にありますが、太陽光パネルや、蓄電池、エネファームなどを補助している団体もまだあると思います。

補助金は、お金の出所が同じでなければ、どちらにも申し込めるし、貰えます。

また、補助金は原則的に事前に申請し、審査を経て承認されてから着工するのが原則です!今のうちに調べておきましょうね!

 

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遂に、消費税も10%になりました。
実は、私たちも5年前の8%になったばかりの4月に家を建てようと動き始め、結果的にZEHの家に辿り着きました。

多くの人にとって家づくりは一生に1度あるかないかではないですよね?
私たちも初めての家づくりなのに相談するところもない。転勤族で知り合いも少ない。
そんな感じで家づくりがスタートしました。

もし、今、経験者として言わせてもらうなら、1度くらいは中立な立場の人に相談するのをお勧めします。
ぜひ、「私たちの失敗談」を読んでみてください。

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