平成30年度はZEH施策に国も本気!? 改めて、ZEH(ゼロエネルギー住宅)が良いのか考える

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平成30年度「ゼロエネルギー住宅」の施策は、環境省は「経産省の事業を引き継ぐZEH」、経産省は「高度なZEH」、国交省は「工務店向けのZEH」に対し補助を行います。補助金も大事だけど、なぜ今、住宅はZEH(ゼロエネルギー住宅)なのか?改めて考えてみたいと思います。

ZEH(ゼッチ)こと ゼロエネルギー住宅 とは?

室内を快適にしつつ、1年間に使用するエネルギーが、だいたいゼロ以下になる家 太陽光発電などの創エネと、省エネを組み合わせて、結果的に消費エネルギーゼロを目指すのがZEH(ゼッチ)です。

ここで大切なのは、「省エネを頑張る必要はない」ということ。

ZEHのコンセプトは?

夏は涼しく、冬暖かい家になるように、きちんと断熱し、生活に必要なエネルギーは使用しながら、使う電気は太陽光発電などと組み合わせて、消費エネルギーゼロを目指す家が、ZEHの目指す形です。

具体的にはこうです ↓

ZEHのメリットは?

ZEHって簡単に書くとこんな感じです。

断熱を強化し、省エネ機器を導入し、太陽光発電を利用して暮らす家。

経済性は○ 光熱費がかなり削減できます

我が家でもかなり削減できてています。以下は、我が家の光熱費の比較です。だいぶ違います。一目瞭然です。

utility cost

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ZEH(ゼロエネルギー)住宅にした我が家は、いろいろ考えましたが、現状はオール電化住宅です。ちょうど1年経過したので、過去1年の電気代と照らし合わせてどんな使い方をしたか、思い出して...

断熱性能が高く、お風呂・トイレも快適

築35年だった我が家の冬。私の部屋は真冬だと起きた瞬間息が白く、頭がキンキンに冷えてうんざりしていました。日本でも有数の温暖な地域に建ち、雪もほとんど降らない地域なのにこんな状況でした。

ZEH(ゼロエネルギー住宅)を建ててから、エアコンの冷房や暖房の余韻を感じるようになりました。暖房なら朝付けて9時ころ消して、日中はエアコンなしで真冬も余裕です。また日が落ちてからエアコンをつけて寝る数時間前には消す形です。

温度の変化が大きいと脳梗塞や脳出血の危険性が高くなるという調査結果が発表されており、断熱性の高いZEH住宅は、脳梗塞、脳出血になるリスクを減らす家でもあります。

実際、私の祖母は、建て替え前の家で脳梗塞になりそのまま亡くなってしまったので、断熱性能の高い家はこれからの高齢者を救ってくれると思います。

断熱性能が高く、カビが生えずらい

一見、断熱性能と関係なく思えますが、断熱性能が高い家は、結露が発生しづらいです。

結露が発生すると、カビが発生しやすい環境となります。カビが生えるとアレルギーになりやいので注意が必要です。

実際、私は賃貸に住んでいた頃、結露が原因でサッシではないのですが、木の枠にカビが生え、毎日窓をケルヒャーの窓掃除用の掃除機で結露した水を吸ってました。これが原因か分かりませんが、その家に住んでいた頃、気管支喘息と診断され、薬も吸っていました。

でも、その家を引っ越したら、パタッと治りました。だから、結露のある家は嫌いです。体に良くないと思います。

で、ZEHが良いのは分かったけど、別にZEHにしなくても良いなあと思っている方・・・実は、環境問題的にもこれからは、家庭からのCO2削減を減らす必要があるんです。

欧州は先行し、ZEH同様、ゼロエネルギーな家が普及中

Wikipediaを見るだけでも、各国の取り組みが分かります。

https://en.wikipedia.org/wiki/Zero-energy_building

大阪ガスの記事 https://services.osakagas.co.jp/portalc/contents-2/pc/w-energy/report/201712/index.html

パリ協定の「2℃より充分低く抑え、1.5℃に抑える努力」

アメリカのトランプ大統領が「パリ協定」からの離脱を表明し物議を醸していますが・・・

パリ協定とは?

地球温暖化防止を目指して、温室効果ガスの排出についての2020年以降の各国の取り組みを決めた国際的なルール。

2015年12月に国連の会議「COP21」で196カ国が合意し採択された。京都議定書の後を継ぎ、国際社会全体で気候変動(温暖化)対策を進めていくための礎となる条約で、世界の平均気温上昇を産業革命前と比較して、2℃より充分低く抑え、1.5℃に抑える努力を追求することを目的としています。

現状の取組みでは、パリ協定の「2℃より充分低く抑え、1.5℃に抑える努力」という目標を達成することは不可能で、段階的に取組みを強化していくことが必要だというのです。

そして、この目標達成のために、各国に対して「自主的な削減目標を国連に出すこと」と「達成のため、削減に向けた国内の対策を取ること」を義務づけていいて、日本の目標は2030年までに、2013年比で、温室効果ガス排出量を26%削減することだそう。

自分の家づくりが、地球温暖化問題にまで発展するのか・・・とびっくりしちゃいますが、現実に政府もZEH(ゼロエネルギー住宅)に本気です。

家庭のエネルギー消費は1973年と比べると2倍に増加

現状では、家庭のエネルギー消費は減るどころか、1973年と比べると2倍に増加しているそうで、家庭のエネルギーを削減するのは急務と言えそうです。

海外でも ZEB・ZEH(ゼロエネルギー住宅)と同じような「ゼロ・エネルギー」への取り組みは急速に進んでいます。現状では、欧米がかなり先行しています。では、ZEHがどのように生まれた...

日本のエネルギーの多くは火力発電で賄われています。原子力発電も良いのか悪いとするのか結論も出ない間は、やはり火力発電に頼ることになりそうです。

火力発電は、化石燃料を燃やすことで作られていますから、地球温暖化の原因となるCO2が発生して・・・気温が上がっていき、どんどん「パリ協定」から遠ざかってしまいます。

最終目標、家庭のエネルギー 2030年までに1,160万klの省エネ

そこで国の目標は、産業、業務、家庭、運輸部門それぞれの省エネルギー対策を積み上げ2030年度までに 5,030万 kl の省エネルギー(2013 年度比)を行うこと。

そのうち家庭において、-22.7%にあたる1,160 万 kl 削減を目標としていて、もう他人事では済まされないのです。

国としては、パリ協定の「2℃より充分低く抑え、1.5℃に抑える努力」に少しでも近づくために、家庭部門もエネルギーを削減するのが必要だと考えています。

そこで、ZEH(ゼロエネルギー住宅)の登場です。

ZEHは、太陽光発電などと組み合わせて、消費エネルギーゼロを目指す家です。エネルギーが抑えられた家です。

このZEHがどんどん日本中に増えていったら・・・素晴らしいですね。ご家庭でのひとりひとりの意識も重要になってきた様です。

でも、ZEHの家は、我慢して省エネする家ではないので、ここが嬉しいところ。普通に暮らして、省エネに貢献できるのです。

ZEH住宅に住んでいる感想や感覚はこんな感じです。

今日はゼロエネルギー住宅(ZEH)を建てた後で、生活はどうかわったか?困ったことはあるのか?反対に良いことはあるのか?災害時はどうなのか?体験・体感していること書いてみようと思います。電気代...

国は、ZEHの普及に向け、本気で動き始めた

政府目標の実現に向けて、住宅そのものの省エネ化が不可欠。
・ZEHの普及により、家庭部門のエネルギー需給構造を抜本的に改善する。
・ZEHロードマップを策定し、2020 年までに標準的な新築住宅で、
2030 年までに新築住宅の平均でZEHの実現を目指す。

このZEHのロードマップは、見直し中とのこと。多少変更があるかもしれません。

とにかくこれから家を建てる方はもちろん、リフォームをされる方も、省エネを考えた家づくりにするべきなのでしょう。

このように国も本気です。実際、省エネを考えた家や、また地震が多い日本で大きな地震がきても倒壊しない家を作って欲しいと考えているでしょう。

補助金を出してでも家を建て替えたり、リフォームしたり、省エネな新築を建てて欲しいのです。

国もやる気だから、新築でもリフォームでも補助金が多く出る

と、ここで補助金の話になりましたが、今年はZEHの補助金事業も力が入っています。

まだ確定ではないので、補助金があるんだなあくらいで準備しましょう。

国土交通省主催の「良質な住宅・建築物の取得・改修に関する最近の支援制度」で、住宅に関する「省エネ支援施策」の話がありました。家を新築するにもリフォームするにも、快適で省エネな家を作りたいです...

さいごに

補助金ありきではない、それは分かっています。でも家は数千万円もする大きな買い物。補助金があれば、ローンの返済の足しになるし、引っ越しの資金にもなる。

だから、やはり補助金は大切だなあと思うのです。

でも、それ以上に省エネ問題も、放っておいてはいけない問題なんだと最近感じます。

現状、私が小学生だったころ、夏でも30度前後だった記憶もあるし、暑くなっているのは間違いない。

とにかく、無理せず省エネに貢献できるZEH(ゼロエネルギー住宅)って凄いと思うんです。

これから家づくりをするなら、私たちの失敗談 も是非読んでください。

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