電気自動車を蓄電池に!V2H機器 ニチコンのEVパワー・ステーションが欲しい

電気自動車を蓄電池代わりに使いたい!のは私だけではないですよね?先日行ったAI・スマート住宅 EXPOで、ニチコンのV2Hシステム EVパワーステーション(VCG-663CN3・VCG-666CN7)を見つけました。

値段も安くて機能性も良い商品なので一気に欲しくなってしまいました。

V2Hってなんだ?

 

ことらママ
V2H(ビークル・トゥ・ホーム)システムとは?EV(電気自動車)の大容量バッテリーに溜まった電気を、家庭の電力として使用できる仕組みをいいます。

数年前まで私は、セキスイハイムで建てるしかV2Hを使う方法がないと勘違いしてました。

セキスイハイムは、確かVtoHとか、VtoHeimとか書く気がしますが、同社は家庭用蓄電池搭載住宅、V2Hシステム搭載住宅を発売してきたメーカーです

この数年、太陽光発電関連のイベントにも行くようになり、ハウスメーカーに関係なくV2Hが使えると知ったのですが、それでもお値段がかなり高かったんですよ。

ところが、先日行った「AI・スマート住宅 EXPO」で値段も魅力的なV2Hシステムを見つけました!しかも2019年に発売されるそうです。この先「V2Hシステム」の普及の波が来そうです!!

V2Hで何ができるの?

 

V2Hは、電気⾃動⾞(EV)のバッテリーを⾃宅の蓄電池のように使うことが可能です。しかも、電気自動車の蓄電池の容量は大きく、メリットも多いのです。

今年は災害が多く日本各地で停電が起きましたが、V2Hは停電時、電気⾃動⾞に貯まった電気で⽣活ができるのです。

電気代が安い夜の時間帯にEVに電気を貯め、日中に使えば電気代も安く済みます。

もちろん、自動車がいないときは、蓄電池の役割を果たせませんが、自動車兼蓄電池と考えると、電気自動車はかなり安い蓄電池と気づくはずです。

家庭⽤の蓄電池よりリーフの蓄電池の方が大容量

実は、最新型の日産LEAFの蓄電池容量は40kWhです!このほかの電気自動車も蓄電池は10-24kWhくらい載っていて、どれも家庭用の蓄電池と比べて大容量なんです。

日産のLEAFって補助金が減っているとはいえ、まだまだ国からの補助金が20-40万円貰える車です。残価設定型クレジットで買えば、金利は2018年12月現在2.9%。

所有している間は蓄電池代わりに利用できて、5年間の支払総額は一例ですが240万円ほど。そこに国からの補助金が貰えるので200万円程度で購入できる計算かな。

LEAF以外の車で対応しているのはこんな車みたいです。

i-MiEV
MINICAB-MiEV VAN
MINICAB-MiEV TRUCK
アウトランダーPHEV
燃料電池自動車「MIRAI」
日産リーフ
e-NV200

訂正:MIRAIは、EVパワー・ステーションから充電はできませんが、給電、電気を供給するのは可能です。蓄電池代わりにはなりません。ただし、いざと言うとき、電気を供給することは可能です。

国からの補助金
地方自治体からの補助金

参考:一般社団法人 次世代自動車振興センター

自動車兼蓄電池という発想。すごくいいと思います。

さて、「ニチコンのV2Hシステム EVパワーステーション」のどこが凄かったか?

ニチコンのV2Hシステム VCG-663CN3・VCG-666CN7が凄い!

 

この商品は、来年2019年1月以降発売される予定です。JET取得に時間がかかっているそうで本来は発売できる製品とのこと。来年初頭には発売しそうです。

私も将来的には、電気自動車が欲しいと思っています。そして、電気自動車を蓄電池としても利用したいと考えています。私でも思っているんですから、潜在ニーズはもっとあるでしょう。

卒FITの方にもおすすめ!価格もGOOD

このVCG-663CN3・VCG-666CN7の凄さを見ていきましょう。

VCG-663CN3 価格は398,000円(税別)自立出力時(停電時):3kVA
VCG-666CN7 価格は798,000円(税別)自立出力時(停電時):6kVA

お値段聞いただけで破壊力があってびっくりしました。何回も値段を聞いてしまいましたから・・・設置工事費は別にかかります。

VCG-663CN3は2年保証で、VCG-666CN7は5年保証だそうです。

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電力系統との連系で同時給電が可能

 

系統連系により電気自動車、電力会社、太陽光発電からの電力を同時に使用することができます。電気自動車に蓄えた電力を利用しながら、いつもの快適な暮らしが送れます。

現段階で言うと、三菱電機とニチコン、あと東光高岳という会社しかV2Hシステムはないのでは?と思います。

これまでは、三菱電機のSMART V2Hだけ、系統連系型でした。しかしここにきて、ニチコンがドライブリッド蓄電システムや新しいEVパワー・ステーションを発表し、系統連系型に対応しています。

系統連系型に対応し、スムーズに電気を使えるのに安い!ってニチコンさん凄いです。

ちなみに東光高岳のSmaneco V2Hは、非系統連系型で、電力系統からの電気と電気自動車からの電気を切替えて使用する方式だそうです。

太陽光発電でつくった電力は、エコドライブ&自家消費

 

太陽光発電の余剰電力を電気自動車に充電し、クリーンで経済的なドライブを実現。もちろん、電気自動車に蓄えた電力をご家庭で自家消費することもできます。

2019年問題に当てはまる方は、蓄電池の購入を検討されているかもしれません。そんな方にも安くてお勧めですね。

停電時は電気自動車からの電力を使用

 

停電時でもVCG-663CN3は3kVA・VCG-666CN7は6kVAの電力が使用可能

万が一の停電時は、電気自動車に蓄えた電力(3kVA/6kVA)をご家庭で使うことができます。また太陽光発電が稼動している場合は、停電時でも電気自動車に充電できます。夜も安心ですね。

3kVAは3000VA、3KW(3000W)のことですので、非常時には消費電力を考えて使いたいですね。とは言え、これまでの非常用電源の容量と比べると倍あるので、これなら非常時にもひやひやしながら電気使うということはなくなるくらい安心だと思います。

VCG-666CN7については、6kVAの電力が使用可能なので、本当の意味での安心を手に入れたいならこちらが良いかも。

また、日頃からこの家電製品は〇〇Wの消費電力だな、とかチェックしたり調べておくといざというときに安心ですね。下のものは目安です。

スマートフォンで簡単に遠隔操作

 

※VCG-666CN7のみに対応

スマートフォンの専用アプリを使って、電気自動車への充放電のスタート時間の設定などを簡単に操作。履歴やメンテナンス状態の確認もできます。

さらにHEMSの通信規格である ECHONET Liteの採用により、将来VPP(バーチャルパワープラント)にもスムーズに対応できます。

充電は早い!

 

200V普通充電設備の約半分の時間で、電力会社や太陽光発電からの電力を充電することができます。家庭で使われている 消費電力をリアルタイムにモニターし、充電可能な電力量を自動的に制御できるインテリジェント充電機能を搭載しています。

充電速度2倍というのは魅力です。電気自動車の弱点は充電時間が掛かることとよく言われますので、これは嬉しいです。

では、メリットやデメリットって何でしょうね?

車を家庭⽤蓄電池として使うメリット・デメリット

メリット

災害時にも安心

電気⾃動⾞を家庭⽤蓄電池として使用する場合、従来の蓄電池に⽐べて蓄電量が多いため、たくさんの電気を使えます。車によって差はありますが10kWh~40kWh載ってますので大容量。

災害時にも電気が使えますので、心強いです。

車の燃料費が安い

自動車の燃費を考えてもメリットあります。電気⾃動⾞の電気代は、ガソリン代より間違いなく安いと思います。

 

本来なら同一車種で比較したいところですが、持っていないので、自分が持っているレボーグの燃費と近くのガソリンスタンドのガソリン代を何となく入力しましたが、電気代とガソリン代のあたりの金額差が大変なことになっています。

アメリカなんかはガソリン代安くて60~70円位なので、あまり差が出ないかもしれませんが、日本だとこれくらい差がつくってことですね。

環境にやさしい

あとは、使い方によりますが、蓄電池が普及し夏の昼間の時間帯に上手に蓄電池を使うことができたら、真夏に火力発電所を稼働させて、電気を作らないで済むのでCO2削減できるのでは?と思います。

デメリット

設置場所が必要

まずは、駐車場が必要ということ。また、駐車場にV2Hを設置する場所がいることでしょうか?

地方はともかく、都心に住む方の駐車場は狭いです。置くスペースを確保するのは簡単ではない方もいるでしょう。

また電気自動車が家にないときは、蓄電池として利用できません。まあ、これは仕方ないですが。

では三菱のV2Hとどちらがいい?

では、三菱とどっちがいいのか?は難しいところですが、よく、三菱のパワコンには、三菱製の太陽光パネルじゃないといけないという声をきます。確かに調べてみると書いてありました。

Q.三菱電機製以外のPVと接続できますか?

A. 通常(系統連系)時は特に影響ありませんが、他社製PVの場合、停電の際の自立運転時にPVが停止する場合があります。

最新カタログ EVパワーコンディショナ

自立運転時に止まるかも?ということです。まあ何とも。

ドライブリッド蓄電池システムも良かったです。こちらはまた後日書きたいと思います。

 

蓄電池で安心を買おう!

地球は温暖化しており、気候変動と言っても、私たちはその気候変動に対応していかなければなりません。対応するなら・・・引っ越すのが可能なら簡単ですが、それが無理なら備えるしかありません。その備えるものの1つに蓄電池があると思うのです。

蓄電池は補助金も出ますので、まずは、見積もりを取りましょう。「タイナビ蓄電池」、「とくとくショップ 」は、相見積りを取る手間が省けるし、実績のある企業ばかりが登録してますので、安心。まずはHPを。

【タイナビ蓄電池】蓄電池の一括見積り比較!完全無料で最大5社  全国初の5社から見積りをとれる蓄電池の見積比較サイト。

さいごに

個人的に漠然と欲しいと思っていたV2Hですが、ニチコンのEVパワーステーション(VCG-663CN3・VCG-666CN7)の値段の破壊力が凄すぎて、車を電気自動車に変えて、今すぐ欲しくなっちゃいました。

ただ、今ある蓄電池のことを考えると、タイミング次第ではパワコンが壊れそうな10年後を想定していたのですが、前倒しにしてばらばらに導入していくのもアリだなと思いました。

この手のものにもまた補助金を出してくれると買い替えたくなるなるんですけどね。

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