今年は不人気なのか?ZEHの補助金が抽選にもならない状況が起こっています。何が起こっているんでしょう?先日一次締め切りが終わった平成31年度(令和元年)のZEHの補助金は申請書類等に不備がなく、申請を取り下げなければ、全員通過することになりますよね・・・
今年はZEHの補助金が不人気なのか?抽選がネックに?
今年のZEHの補助金は人気がない?と思うような事態が起こりました。
抽選を嫌ってか、定員割れを起こしています。
補助金額も大きいし、人気がないとは思えません。ほかに理由があるのでしょう・・・・。
いま、ZEH関連の補助金の公募状況はどうなっているのでしょうか?
①ZEH支援事業 一般向け一次公募は定員割れ・・・?
【環境省ZEH】平成31年度 ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)化による住宅における低炭素化促進事業:ZEH支援事業
ZEH支援事業は、一次公募分で約20億円予算で抽選の予定。新規にZEHに取組む事業者が建てる場合は、必ず1件貰える予約枠もあります。補助金額は70万円、また蓄電池は最大20万円まで補助が出るもの。
2019年6月7日(金)一次公募の受付は終了
平成31年度 ZEH支援事業 一般公募(一次公募)の交付申請について、公募期間内(6/7 17:00まで)の到着件数が事業規模を超えなかったため、抽選は実施せず、期日までに到着した全件を審査対象として受付いたします。
SII ZEH支援事業 公募情報
↑ と書かれています。 採択された件数は6月末頃公表されると思います。今回は抽選もなく、要件を満たせば採択されることになります。
今年のZEHの補助金の一次公募は・・・
- 新規でZEHに取組む方
- 一般ZEHビルダー・プランナー
と、公募が分かれています。
参考までに一次公募の採択予定の数は、新規取り組みZEHビルダー約1,000件、その他約1,750件となっています。1次公募~3次公募の全体では、8,000件交付予定と説明会で話がありました。
このその他(一般の方)で定員割れ?を起こした模様です。
ZEHの補助金、昨年(30年度)はどうだった?
昨年の一次の公募は、開始数日で2400件ほど申請があり、先着順だったため5日ほどで終了したそうです。
そして二次公募と三次公募は、なんと初日で応募を締め切るほど人気があり、先着順と言えども抽選になってしまったそうです。
そう・・・人気ありました。
しかし、ZEHの公募の期間も短くされていますよね・・・1か月ほど公募期間はあったと記憶していますが・・・
ZEHの補助金は、なぜ定員割れ?
昨年のことを考えて狭き門だと思って諦めたか、ZEH+Rの補助金を目指したか、ほかの補助金に振ったかでしょうか・・・
定員割れと言う言い方が正しいかわかりませんが、やはり抽選という方法がダメだった?
確かに、私も抽選で決まるなら応募しないかもしれません・・・。金額が金額なのでガッカリ度が違いますし・・・。
でも、過去を思い出すと、申請者が多くて補助金に応募しても落ちてしまう人が続出した年があったり、今回の様に定員割れを起こす事もあったり・・・
もしも、自分が落ちてしまった方だったらやるせない気持ちになるんですけど。救済する方法とかないんですか?と思います。
ZEH支援事業 二次公募スタート!
二次公募:2019年7月1日(月) ~ 2019年7月5日(金) 17:00必着
今回も抽選にならず、みんな採択された方が良いけど、どうなるのでしょうか?
②ZEH+R強化事業 一次公募は定員割れ?
平成31年度 ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスを活用したレジリエンス強化事業費補助金:ZEH+R強化事業
ZEH+R強化事業は、全体で約17億円 (一次公募枠の金額は不明)抽選の予定。補助金額は125万円、また蓄電池は最大30万円まで、さらに、太陽熱利用温水システムを導入なら加算して補助が出るもの。
2019年5月24日(金)一次公募の受付は終了
平成31年度 ZEH+R強化事業の交付申請について、公募期間内(5/24 17:00まで)の到着件数が事業規模を超えなかったため、抽選は実施せず、期日までに到着した全件を審査対象として受付いたします。
SII ZEH+R強化事業 公募情報
こちらは件数は全く話に出なかったので、何件の枠があるかも不明。
ZEH+R強化事業 二次公募スタート!予算は8億円
令和元年06月10日付で「ZEH+R強化事業」の二次公募に関する情報が公開されました。 二次公募の予算は約8億円。
公募期間:2019年7月8日(月)10:00 ~ 2019年7月19日(金)17:00必着 交付決定は、8月23日(金)予定
予算額は8億円なので、125万円の補助金と蓄電池30万と考えると、516件ほど採択されることになりますね・・・太陽熱利用温水システムを導入なら加算されるので、500件くらいは採択されるのでしょう。
と言う風に、今のところ抽選にはならずに済んでいるみたいですね。
また、別でZEH+と言う補助金がありますが、こちらは事前採択制なので、抽選とかいう事態にはなりません。
ZEH+は 提案応募で割当戸数が決まる
平成31年度 省エネルギー投資促進に向けた支援補助金 (住宅・ビルの革新的省エネルギー技術導入促進事業のうちZEH+実証事業)
ZEH+実証事業は、全体で約23億円 (一次公募枠の金額は不明)事前割当方式。補助金額は115万円。 蓄電池の補助金は、別の事業「先進的再エネ熱等導入支援事業」に申請する必要あり。
ZEH+は、提案応募を行い、その提案内容の審査を行い、予算状況に応じて戸数割当※を決定します。
※「ZEHビルダー/プランナー評価制度」において、4つ星以上の評価を得ているZEHビルダー/プランナーには、必ず1枠以上付与。
提案応募期間:2019年5月20日(月) ~ 2019年6月3日(月) 17:00締切 公募期間:2019年7月1日(月) ~ 2019年9月30日(月) 17:00締切
戸数割当決定は、6月17日(月)を予定
次世代住宅ポイント制度 も人気
こちらは申請が楽で人気ですね。
次世代住宅ポイント制度とは、消費税率10%が適用される一定の省エネ性、耐震性、バリアフリー性能等を満たす住宅や家事負担の軽減に資する住宅の新築やリフォームをされた方に対し、さまざまな商品と交換できるポイントを発行する制度です。
消費税率8%が適用される場合は、特例を除き、本制度の対象外です。
次世代住宅ポイント
2019年に予定している「次世代住宅ポイント制度」の概要は? | ゼロエネルギー住宅.jp
東京独自のエコ住宅補助金「東京ゼロエミ住宅」
また、今年のZEH補助金を頑張るより、こっちの方が申請が楽そうだ・・・と注目されています。
事業は秋頃、東京都から業務委託された(公財)東京都環境公社が、主体となる予定です。
ZEH申請では、一次エネルギー消費量や外皮計算などを手間に感じる事業者も多いため、 Q値などの計算を行わなくても認定の申請を行える独自の「東京ゼロエミ仕様」を作る予定です。
よって・・・こちらの方が申請が楽なのでは?と期待されています。補助金額は定額70万円の予定。さらに、太陽光発電を設置する場合はkWhあたり10万円の補助もありそうです。
東京都独自のエコ住宅補助金「東京ゼロエミ住宅」は70万円貰えそう?! | ゼロエネルギー住宅.jp
さいごに
ZEHの補助金も数年前は1つしかなかったけど、今は種類が増えていよいよ普及し始めているのかな?と感じます。
今回ZEHの補助金で、公募の定員に満たなかったのは、「次世代住宅ポイント制度」「東京ゼロエミ住宅」のせい?と感じてもいます。
やはり、一般的には補助金申請は東京都が多いでしょうし・・・
「東京ゼロエミ住宅」は申請書類を簡単にすると言っており、それはどの補助金にも言えることですが、手続きが大変で煩雑なので見習って欲しいです。
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