ZEHの家を建てたい!どうやって業者を探せばいい?
ZEHの家を建てるなら、「ZEHビルダー評価制度」を参考にしてみましょう!
まずはじめに、ZEHの家を補助金を使って建てたい場合、SII(環境共創イニシアチブ)に認定・登録された「ZEHビルダー」で建てなければなりません。
2019年度 ZEH関連の主な補助金は以下の通り
- ZEH支援事業 補助額 定額70万円/戸
- ZEH+実証事業 補助額 定額115万円/戸
- ZEH+R強化事業 補助額 定額125万円/戸
こんなに補助金が貰えるなら、確実に補助金が欲しいと思うのは当たり前ですよね。
しかし、この記事の後半に記載しましたが、 ZEHの補助金は星★の多いZEHビルダーほど、採択目安数が多くなり、抽選と言えども、採択される確率は高くなると思います。
それはなぜなのか?順番に見ていきましょう。
ZEHビルダーとは?
2020年度までに、受注する住宅のうちZEH(Nearly ZEH、ZEH Orientedを含む)が占める割合を50%以上とする目標を掲げている、ハウスメーカー、工務店、建築設計事務所、リフォーム業者、建売住宅販売者等のこと。
SIIは「ZEHビルダー/プランナー」を公募・登録・公表しています。また「ZEHビルダー」になるための具体的な要件もあります。
・「ZEH普及目標」を持っているか
・「ZEH普及目標」をHP等で公表しているか
・「ZEH普及目標」達成のため、具体的な普及策をもっているか
・ ZEHの実績を報告し、自社HP等でを公表することに合意できるか
・ 経済産業省の所管補助金交付等の停止及び、契約にかかる指名停止措置を受けていないか
ただし、ZEHビルダーに登録しているビルダーであっても、ZEH普及への取り組み状況には温度差があり、ZEHを普及させようと熱心に取り組んでいるビルダーもあれば、そうでないビルダーも存在しています。
そこで、経済産業省は、2018年よりZEHビルダーとして頑張っているビルダーを★をつけ評価する「ZEHビルダー評価制度」をスタートさせました。
ZEHビルダーの「ZEHビルダー評価制度」とは?
ZEHビルダー評価制度(ZEHビルダー5つ星表示制度)は、省エネルギー性能が高い家づくりに対して、どれだけ実績あり注力しているかを評価するもの。
評価項目は以下の5点
評価項目(それぞれの項目が星1つ分に相当)
- ZEH ビルダー実績及び各年の ZEH 普及目標・実績を自社HPに表示
- ZEH ビルダーとして ZEH シリーズの建築実績を有する
- 前年度の ZEH 普及目標を達成。又は、年間に供給する住宅の過半以上がZEH シリーズとなっている
- 次のいずれかに該当。
・ZEH ビルダー実績報告の際に ZEH 及び Nearly ZEH の UA値、並びにエネルギー消費削減率の分布を報告している。
・2020 年までに自社で建設する全物件への BELS 表示を目標に掲げ、毎年度、自社物件の BELS 表示割合について報告する。又は、国土交通省地域型住宅グリーン化事業における「BELS 工務店」として登録を受けている。
また、その他の評価を含め、各ZEHビルダーに自身の評価を通知しています。(ただし、非公表だそうです。)
「ZEHビルダー評価制度」はどこに公表されてる?
5つ星ビルダーのみ SIIのホームページで公表
詳細は、SIIのホームページの「 ZEH ビルダー一覧」において検索が可能です。ただし、★の検索は、5つ星ビルダーしか表示されません。
4つ星、3つ星ビルダーは?
ZEHに真剣に取り組むZEHビルダーであれば、各社企業ホームぺージやFacebookなどで、自社のZEHの実績を公表しています。また私たち消費者が工務店やハウスメーカーに直接問い合わせても教えてくれます。
ただし、この星★の数までホームページに公表しているかどうかは、各社考え方が違うので、まちまちです。
ZEHビルダー・プランナーの数は2019年6月26日現在、7,294件
2019年6月26日現在、 ZEHビルダー・プランナーの数は7,294件。
ただし、5つ星のZEHビルダー・プランナーを探すと、全国で335件となります。
ZEHで家を建てるなら、実績・経験のあるビルダー
2019年の現状では、ZEH未対応のビルダーも多いので、ZEHを初めて1棟手掛けるZEHビルダーには、ZEHの補助金が必ず1件貰える予約制度などもありました。
ZEHの補助金は星★の多いZEHビルダーから分配
例えば、2019年のZEH+の補助金については、「ZEHビルダー/プランナー評価制度」において、4つ星以上の評価を得ているていますビルダー/プランナーには、必ず1枠以上付与しています。
また、環境省の「平成31年度 ZEH支援事業」の公募申請は、1公募あたりの採択目安数算出方法がありますが、やはりZEH実績が多ければ多いほど有利となっています。
2019年環境省 ZEHの採択目安数の方法
(2018年度における年間実績数)x(2019年度ZEH普及目標 [%])x(2018年度ZEH実績 [%]) / (2018年度ZEH普及目標 [%])
採択目安数の設定:①で算出した値に応じ、下表のとおり、1公募あたりの採択目安数を設定。
算出値 | 1公募あたりの採択目安数 |
0以上 1,000未満 | 45 |
1,000以上 2,500未満 | 112 |
2,500以上 5,000未満 | 225 |
5,000以上 | 450 |
採択目安数は、ZEHビルダー/プランナーにのみ通知し、一般公表は行っていません。
年々、ZEHへの認識が広がり、環境問題や経済的なメリットに気づく方が増え、ZEHに取り組むビルダーも比例して増えています。
この先、ZEHに対応していないビルダー(工務店・ハウスメーカーなど)は国の政策に非協力的なことから、補助金を貰うチャンスを自ら減らしていることになりますね。
現在、工務店やハウスメーカーの数は飽和状態にあるので、真剣にZEHに取り組まない企業は取り残され、ひどい場合は、廃業するかもしれません。
その時、自分の家を建ててくれたビルダー(工務店・ハウスメーカー)がなくなったらどうですか?家を買うということは、長い長い付き合いになるはずです。
そう考えると、ZEHに積極的なビルダー(工務店・ハウスメーカー) の方が安心だと思いませんか?
以下↓からカタログ請求できる企業を検索できます。
ローコスト住宅:1000万台~の家づくり。こだわりの住宅カタログ
ZEH・Nearly ZEH住宅:消費エネルギーコストを削減できる住宅カタログ
さいごに
国の政策を考えても、ZEHを頑張って普及させようとしている会社で家を建てた方が私たちにもメリットがあると思います。
以下も参考にして、ZEHの補助金を確実にGETしましょう!
2019年最新情報 オリコンの「住宅メーカー48社の顧客満足度ランキング」
平成31年度のZEH関連の補助金は?自分に合ったものはどれだろう
平成31年度(2019年度)のZEH関連の説明会が始まりました。今年家を建てる予定の方は、条件が合えば補助金がもらえたり、減税が受けられること知ってますか?誰にでも公平にチャンスはあるけど、活用するかどうかは自分次第 …