8月30日、令和2年度(2020年度)経済産業省の概算要求が公表されました。 「ZEH+」住宅支援に支援が出るようです。また、既存住宅の省エネ改修の促進のために、工期短縮可能な高性能断熱建材や、蓄熱・調湿材の次世代省エネ建材等の支援も行う予定です。
令和2年度 経済産業省の住宅関連予算概算要求
住宅・ビルの徹底的な省エネ推進のため、現行のZEH※より省エネを更に深堀りするとともに、設備のより効率的な運用等により太陽光発電の自家消費率拡大を目指したZEH+の実証等を支援する。また、先端的な技術等を導入した大規模建築物のZEB ※化実証等を支援するとともに、既存住宅の省エネ改修の促進のため、工期短縮可能な高性能断熱建材や、快適性向上にも資する蓄熱・調湿材の次世代省エネ建材等の効果の実証を支援する。
※ZEH/ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス/ビル):大幅な省エネを実現した上で、再生可能エネルギー導入により、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロとすることを目指した住宅/建築物
上の図は今までと変わらない図を使用してますので、ZEH+の要件としては、①更なる外皮の強化、②HEMS、③電気自動車への充電 で変更はないように見えますね。
ZEH+だけでなく、ZEBを含めた高性能断熱建材や蓄熱・調湿材などを使った住宅リフォームを推進する次世代省エネ建材に595.3億円を要望しています。
とりあえず、ZEH+については、令和2年度も補助金は出る感じですね。ひと安心です。
令和2年度の国土交通省の概算要求はこちらも参考に
本日8月28日、令和2年度(2020年度)国土交通省の住宅局関係予算概算要求が公表されました。令和2年度も「三省連携によるZEHの推進」という文字がありました。よって、令和2年度もZEHの補助金は、国土交通省、環境省、経済産業省含めて補[…]
さて、平成31年度(令和元年度)にあった「ZEH+R強化事業」ですが、令和2年度には、エネルギーのレジリエンスの強化と言うことで載っているものの、住宅におけるレジリエンスとは書かれていません。しいて言うならこう書かれています。↓
再エネの拡大とレジリエンスの強化を進める。地域間連系線の増強・電力ネットワークの広域化。分散型電源にも対応した電力ネットワーク投資を促す抜本的改革。必要な供給力・調整力の整備を含む電力投資の確保に向けた仕組みの検討。
電力システムの次世代化を推進。蓄エネ技術や AI/IoT を活用したデジタル制御技術の開発や、これらの低コスト化技術の開発を進める。さらに、データ利活用を進めるための制度のあり方を検討する。・再生可能エネルギーの大量導入に向けた次世代型の電力制御技術開発事業【38億(20億)】
・需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント構築実証事業費補助金【70億(30億)】
・革新型蓄電池実用化のための基盤技術の開発事業【38 億(34 億)】
・省エネ型電子デバイス材料の評価技術の開発事業【31 億(23 億)】
と、こう書かれているので、どうなのでしょう・・・・。これは住宅のことを言っているのではなく、そのシステム開発のことを言っているように感じますし・・・・ちょっとZEH+Rは補助金のことを言ってるのか不明です。
ですが、今年2019年は災害も多く、このレジリエンスと言うものを考えさせられる年になったのでは?と思います。そういう意味では、2020年(令和2年度)もZEH+Rの補助金が出てもおかしくないと思うのです。
さいごに
消費税も10%になってしまうし、税制改革のことも書こうと思いましたが、また次回に書こうと思います。
とりあえず、ZEH+については、令和2年度も補助金は出る感じですね。ただ、金額は減るかもしれませんけど・・・
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