2020年の家づくりについて 令和元年補正予算案 「コミュニティZEH」「ZEH+R」が閣議決定 

2019年12⽉、政府は令和元年度補正予算案を閣議決定しました。環境省、経済産業省において、気になるZEH関連の補助金がありました。

この令和元年の補正予算は、たぶん2月頃成立(令和2年度の予算よりも少し早く成立)しますので、これから家を建てる方は必見。今から紹介するものも参考にしてください。

経済産業省「ZEH+R」と「コミュニティZEH」に20億円

「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスを活用したレジリエンス強化事業費補助金」
令和元年度補正予算案額20.0億円

概要:停電時でもエネルギーを継続利⽤できる蓄電池などを設置のZEH(ゼロエネルギー住宅)の⽀援に20億円を要求。
【事業目的】
台風15号による災害を踏まえ、自然災害等に伴う長期停電リスクを回避可能な住宅モデル等を推進していくため、停電時においても自立的に電力供給可能な、ZEHを活用した地域防災拠点の整備及びレジリエンス性を備えたネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)の導入を進めていくことが重要。
そこで、以下の2つの事業を行う。
(1)コミュニティZEHによるレジリエンス強化事業

【補助対象住宅等】コミュニティZEH(住宅、共用設備等)
【補助金額】1/2(共用設備)

(2)ZEH+R強化事業

【補助対象住宅等】ZEH+R
【補助金額】定額

【補助対象設備】
住宅に係る費用 (高断熱外皮、空調、給湯等)
共用設備に係る費用 (EV充放電設備、自営線等)
【補助対象設備】
住宅に係る費用 (高断熱外皮、空調、給湯等)
避難所等のように災害時に地域に貢献する施設等と住宅とが一体となってネット・ゼロ・エネルギー達成を目指すコミュニティ(コミュニティZEH)構築に係る環境整備に支援を行う。ZEHビルダー/プランナーが設計、建築、販売する戸建住宅を対象に、ZEHよりも先進的なモデルであるZEH+の定義を満足し、
①蓄電システム
②太陽熱利用システム
③停電自立型燃料電池 のうち一つ以上の設備を導入する住宅(ZEH+R)に対し支援を行う。

問合せ先:資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部 省エネルギー課 電話:03-3501-9726

経済産業省 エコカー購入で50億円 充放電設備(V2H、外部給電器)は個人向けではない

自動車については、衝突被害軽減ブレーキ付きの車。電動アシスト自転車にも補助金が出る予定です。

「クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金」
令和元年度補正予算案額 50.0億円

概要:台風15号などに伴う停電を踏まえ、電気自動車や燃料電池自動車など非常時に外部給電可能な電動車の活用は期待されている。小型電動モビリティ普及促進のため、購入費用の一部を補助。
【事業目的】
台風15号などに伴う停電を踏まえ、非常用電源の確保が課題となっていますが、電気自動車や燃料電池自動車など、非常時に外部給電可能な電動車の活用は、その一つの手段として注目されています。
本事業では、導入初期段階にある電動車について購入費用の一部補助を通じて初期需要の創出・量産効果による価格低減を促進するとともに、電動車から外部に電力を取り出す際に必要となるインフラの導入
補助を実施します。また、小型電動モビリティの普及促進のため、購入費用の一部を補助します。
【補助対象】燃料電池自動車(FCV)、電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド自動車(PHV)、V2H・外部給電器
※充放電設備(V2H、外部給電器)については、地方自治体、法人(法人格を持たない団体等を含む)等の申請に限る。
問合せ先:経済産業省 製造産業局 自動車課 電話:03-3501-1690

環境省 公共性の高いZEBに10億円 ※個人向けではなさそう

「激甚化する災害に対応した災害時活動拠点施設等の強靭化促進事業 」
令和元年度補正予算案額10.0億円

概要:災害対応の観点から、停電時にも必要なエネルギーを供給できる機能を強化したZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)に特化した支援を公共性の高い業務用施設(地方自治体庁舎、学校等)向けに新たに創設する。

【事業目的】
災害対応の観点から、被災時にも必要なエネルギーを供給できる機能を強化した、業務用施設におけるZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)化及び新築集合住宅におけるZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)化を支援する。

そこで、以下の2つの事業を行う。
(1)レジリエンス強化型ZEB支援事業

【補助対象住宅等】地方公共団体一般、民間事業者・団体
【補助金額】(2/3、定額)

(2)レジリエンス強化型ZEH-M支援事業

【補助対象住宅等】地方公共団体一般、民間事業者・団体
【補助金額】(2/3、定額)

【補助対象設備】
詳しく明記されておらず、不明
【補助対象設備】
詳しく明記されておらず、不明
災害発生時に活動拠点となる、公共性の高い業務用施設(市役所、役庁舎、公民館等の集会所、学校等)及び自然公園内の業務用施設(宿等)において、災害時のエネルギー自立化に資する再生可能エネルギー設備、未利用エネルギー活用設備及びそれらの附帯設備(蓄電池等)導入することで、停電時にも必要なエネルギーを供給できる機能を強したZEBに対して支援する。

※災害により被災した建築物の建て替え等の場合は優先的に採択する。

集合住宅(5層以下)において、停電時にもエネルギーを供給できる機能を化した先駆的なZEH(ZEH-M)となる住宅を新築するモデル事業を支援する

※水害等の災害時における電源確保等に配慮された設計であることを要件とする。

問合せ先:環境省 地球環境局 地球温暖化対策課 地球温暖化対策事業室 電話:03-5521-8355

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安心の為に蓄電池を購入は正解!!

地球は温暖化しており、気候変動と言っても、私たちはその気候変動に対応していかなければなりません。対応するなら・・・引っ越すのが可能なら簡単ですが、それが無理なら備えるしかありません。その備えるものの1つに蓄電池があると思うのです。

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さいごに

これから令和2年(2020年)からの家づくりで知っておくべきことは、たくさん!!

近日中にまとめる予定です。

これから令和元年の補正予算も、令和2年の予算も判明してくるのでまずは、いま見えているものをチェックしておきましょう。

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>ZEHの家を建てて4年。今、後悔していることは?

ZEHの家を建てて4年。今、後悔していることは?

遂に、消費税も10%になりました。
実は、私たちも5年前の8%になったばかりの4月に家を建てようと動き始め、結果的にZEHの家に辿り着きました。

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私たちも初めての家づくりなのに相談するところもない。転勤族で知り合いも少ない。
そんな感じで家づくりがスタートしました。

もし、今、経験者として言わせてもらうなら、1度くらいは中立な立場の人に相談するのをお勧めします。
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