卒FITの方に朗報!新たな選択肢「仮想蓄電池サービス」登場

卒FITの方に朗報!新たな選択肢が登場しました。「仮想蓄電池サービス」と言って、電気が余った時には電力会社が預かり、電気が足りなくなったら、預けていた分を使えるという仕組み。2019年4月25日現在、関西電力・四国電力・中部電力・中国電力がこのサービスを発表しました。この先、ほかの大手電力会社で同様のサービスを開始すると思われます。

「仮想蓄電池サービス」 とは?

「仮想蓄電池サービス」??聞きなれない言葉が出てきました。なんのこっちゃ?って感じです。

どうやら内容としては、電気が余った際、電力会社に預かってもらう。(この際は送配電網を使う。)でも実際に電気を使用する際には、送配電網を使って戻ってくる訳ではなく、そこはあくまでも仮想的で、預けていた電気の分を最終的に毎月の電気代から差し引くということのようです。

ちなみに、各社、詳細はこれからという状況なので、よくは分かりませんが、電気を送る際には、1kwhあたり8円~10円程度「託送料金」というものが掛かります。

託送料金とは? 電気を送る際に電力会社が必ず利用しなければならない「送配電網の利用料金」 を言います。

よって、家の余った電気を電力会社に1kwhあたり約10円の「託送料金」 を払い、また電気を使用する際に 「託送料金」 払って家に戻すなんて無駄なことはしないはずで・・・だから「仮想蓄電池」という名前になるのでしょう。

似たようなものだとこんなものもあります。↓

関連記事

  今、蓄電池を設置している方も、そうでない方も必見!!電力会社が「太陽光の余剰電力を預かる」そんな可能性が出てきました。まだ実験段階ですが、実現すれば蓄電池の設置がない家庭でも、余った電気は近所に分けたり、使いたい[…]

とは言え、利用者である私たち消費者にとっては、名前の通り「仮想蓄電池」 として利用できるので、蓄電池を新たに購入しようか迷っていた方には朗報ですね。

もちろん、これから家を建てる方は、ZEHの家を建て、10年後の太陽光発電分はどうしよう?と考えていた方も、いろいろな選択肢があって安心材料になるのではないでしょうか?

四国電力のサービス「ためトクサービス」 は?

「ためトクサービス」とは、太陽光発電からの余剰電力を一旦当社がお預かりし、お預かりした電気に相当する金額を、電気料金から割り引くサービスです。
お客さまは、蓄電池の設置に係る初期費用やメンテナンスコストを負担することなく、蓄電池を設置した場合と同様に、電気料金の削減(32~27円/kWh相当)が可能となる、大変おトクなサービスです。
当社がお預かりする電気は1月あたり150kWhまでとし、150kWhを上回る分については8円/kWhで買い取るものとして、その相当分を電気料金からさらに割り引きします。
5月15日(水)より受付を開始し、11月1日(金)より順次適用開始します。

四国電力  https://www.yonden.co.jp/

10年間の固定価格での余剰電力の売電が終了した太陽光発電は、期間終了後も引き続き、余剰電力の買取りを行えます。買取単価 7.00円/kWh (ただしためトクプラン加入の場合は8.00円 /kWh )

関西電力「貯めトクサービス」とは?

「貯めトクサービス」は、太陽光発電の余剰電力を仮想的に貯めておき、必要な時に引き出してお使いいただけるサービスです。(あくまで仮想的なもので、実際に蓄電池を設置いただく必要はありません)
このサービスのご利用には、貯めておける容量に応じてサービス利用料金をお支払い頂くこと等を想定していますが、詳細については現在検討中のため、2019年夏頃に改めてお知らせさせていただきます。

関西電力  https://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2019/0422_2j.html

10年間の固定価格での余剰電力の売電が終了した太陽光発電は、期間終了後も引き続き、余剰電力の買取りを行えます。買取単価 8.00円/kWh

中部電力「 再エネスマートプラン 」とは?

「再エネスマートプラン」は、仮想的に自分で消費するプラン。電気の使われた時間帯に応じて余ったデンキの価値(割引額)が変わり翌月電気代がおトクに。例:Eライフプラン、スマートライフプランの場合:割引単価は平日昼間で12円/kWh、朝・夕・休日昼間が8円/kWh、深夜が7円/kWh。
対象メニューは?スマートライフプラン、スマートライフプランforスマート・エアーズ、タイムプラン(時間帯別電灯)、ピークシフト電灯、Eライフプラン(3時間帯別電灯)

中部電力  https://katene.chuden.jp/sotsufit/smart.html

10年間の固定価格での余剰電力の売電が終了した太陽光発電は、期間終了後も引き続き、余剰電力の買取りを行えます。買取単価はプランが数種類ある。すべて申込み必要。

  • 電気料金充当の買取プラン:8.0円/kWh
  • Amazonギフト券プラン:8.1円/kWh買い取り
  • 電気料金充当+WAONポイントプラン:7.0円/kWh+2ポイント/kWh

これらのプランに申し込まなかった場合は、7.0円/kWhになる。

中国電力 「ぐっとずっと。グリーンフィット」 とは?

2019年11月以降、固定価格買取制度にもとづく、10年間の買取期間が順次満了することを踏まえ、買取期間満了後も継続して、当社による余剰電力の買取を希望されるお客さまに対し、新たなサービス「ぐっとずっと。グリーンフィット」を開始します。「ぐっとずっと。グリーンフィット」は、お客さまに蓄電池などの電気を貯める設備をご用意いただかなくても、余剰電力をおトクにご活用いただけるサービスです。サービス内容の公表および事前の申込み受付は、2019年9月を予定しています。

中国電力  http://www.energia.co.jp/info/2019/11763.html

10年間の固定価格での余剰電力の売電が終了した太陽光発電は、期間終了後も引き続き、余剰電力の買取りを行えます。買取単価7.15円/kWh

あと4月中に北陸電力のプランが公表されます。

ほかの大手電力会社のプラン公表は?

  • 九州電力:5月~6月
  • 北海道電力:6月
  • 東北電力:6月
  • 東京電力:6月
  • 沖縄電力:6月

あとは、素朴な疑問を書いてみました・・・

自分の買取期間満了時期について

買取期間が満了した後は、無償引き取りになることはありません。

また、ご自分の買取期間満了時期については、現在、電力を買取っている電力会社等から個別に通知されます。通知の時期は、電力会社等によって異なりますが、買取期間満了の6~4ヶ月前の予定です。

買取期間満了後も引き続き余剰電力を売電したい場合

取期間満了後の電気の買取を希望する小売電気事業者一覧ページがありますので利用しましょう。 売電できる事業者 (経済産業省 資源エネルギー庁のHPです)

10年経ったし、新しいパネルにして再度、固定価格買取制度を利用することは可能か?

結論から言うと、できません。一度、固定価格買取制度で支援を受けた方は、同じ場所で太陽光発電設備を更新したとしても、再度支援を受けることはできません。

さいごに

半年前、一年前までは、卒FITの電力は一部のベンチャーしか買取りをしなそうだという感じでしたが、一気に風向きが変わり、消費者にとっては追い風になったようです。まだ大手の電力会社の卒FIT向けの売電価格が出揃ったわけではないですが、8円位になりそうですね。

選択肢はもっともっと広がるでしょうから、今からZEHの家を建て、屋根に太陽光発電システムを載せる予定の方の未来は明るいですね。良かったです。

関連記事はこちらも

関連記事

最近、巷で囁かれる「太陽光発電の2019年問題」とは何が問題なのでしょう?2009年に始まった「太陽光発電で作られた電力の買取制度(余剰電力)」。買取期間は10年間となっているので、来年満了を迎え余った電気をどう使おう?といろいろ問題になっ[…]

関連記事

電気自動車を蓄電池代わりに使いたい!のは私だけではないですよね?先日行ったAI・スマート住宅 EXPOで、ニチコンのV2Hシステム EVパワーステーション(VCG-663CN3・VCG-666CN7)を見つけました。 値段[…]

関連記事

  先日、資源エネルギー庁のHPにて、平成28年度「住宅・ビルの革新的省エネルギー技術導入促進事業費補助金ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)支援事業」の概要(案)について発表がありました。 発表されたZ[…]

最新情報をチェックしよう!
>ZEHの家を建てて4年。今、後悔していることは?

ZEHの家を建てて4年。今、後悔していることは?

遂に、消費税も10%になりました。
実は、私たちも5年前の8%になったばかりの4月に家を建てようと動き始め、結果的にZEHの家に辿り着きました。

多くの人にとって家づくりは一生に1度あるかないかではないですよね?
私たちも初めての家づくりなのに相談するところもない。転勤族で知り合いも少ない。
そんな感じで家づくりがスタートしました。

もし、今、経験者として言わせてもらうなら、1度くらいは中立な立場の人に相談するのをお勧めします。
ぜひ、「私たちの失敗談」を読んでみてください。

CTR IMG