平成30年度予算案「燃料電池の利用拡大に向けたエネファーム等導入支援事業費補助金」のうち家庭用燃料電池システム導入支援事業が分かってきました。オール電化ではなくガスも利用の予定の方は、エネファームも検討すると思います。どのくらいの補助金が出るのか参考にしてください。
衆議院で今年の予算も可決し、いよいよ参議院へ・・・衆議院の優越により年度内に成立することは間違いなく決まりました。予算は経済産業省。
30年度「民生用燃料電池導入支援 補助金」概要
※平成30年度予算の成立が前提であり、今後、事業内容等が変更になることもありますのであらかじめご了承ください。
補助金申請は平成30年度も、一般社団法人 燃料電池普及促進協会がやると思いますがまだ未定。例年は4月に説明会も開催されます。
趣旨は?
家庭等における省エネを促進するため、世界に先駆けて本格販売が開始された家庭用燃料電池(「エネファーム」)及び、平成29年度に市場投入された業務・産業用燃料電池の普及拡大を目指し、導入費用の一部を補助します。
エネファームは、導入推進のため毎年補助金が出ていますが、まだまだ本体価格が高く、なかなか普及には至っていません。
事業者の価格低減努力を促す補助額の設定となっており、国としては、早く普及させるための補助金となっていますが、やはり補助金があったとしても、価格がボトルネックとなっており、普及には至っていない現状のが現状です。
といっても、数年前よりはずいぶん安くなりました。
補助金の額は?
注意!まだ予算は決まってません。あくまでも概要です。
基準価格と裾切価格の設定があり、この価格より高いか安いかで補助金が決まります。
基準価格:PEFC96万円、SOFC134万円
裾切価格:PEFC111万円、SOFC146万円
基準価格については、
エネファームの価格+工事費の合計価格=基準価格 となります。
また、下記の①と②だけ補助金がでます
①エネファーム+工事費の合計=基準価格以下
基準価格以下の場合
PEFC(固体高分子系燃料電池)は 6万円
SOFC(固体酸化物形燃料電池)は 12万円 を補助
②エネファーム+工事費の合計=基準価格は上回るが、裾切価格以下
基準価格は上回るが裾切価格以下の場合
PEFCは 3万円
SOFCは 6万円 を補助
エネファーム+工事費の合計=裾切価格を上回る場合
補助対象外とする予定
重点支援は 追加補助がありそう
今年も既築住宅向けや、LPガス対応、寒冷地仕様などは機種に対する追加補助等を措置する予定
基準価格以下の価格を達成した、既築・LPガス対応・寒冷地仕様PEFCエネファームの場合
基本補助額 6万円 + 既築 3万円 + LPガス対応 3万円 + 寒冷地仕様 3万円 = 補助総額 15万円
また、補助金交付の対象となる経費およびその範囲は以下を参考に。29年度分になりますが、工事費の範囲は同じでしょう。
見積作成等つくるときにも役に立ちます。
http://www.fca-enefarm.org/subsidy29/outline/page04.html
ちなみに我が家は、エコキュートにしました。
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あと、積水ハウス、積水ハイムに話を聞きに行った際は、エネファームを勧められました。会社によってお勧めがエネファームかエコキュートかあるのかもしれません。が、本当のところは不明。
実際、積水ハウスは2018年1月、新築戸建住宅で、家庭用燃料電池「エネファーム」の設置台数が、累計で1万台を達成したと発表しているので、エネファームに力入れている感じ・・・かな。
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大阪ガス地域、東京ガス地域は、エネファームに対する補助金や施策が多いので、自分の地域はどうか?積極的にガス展などに出かけてみるのも良いですね。
まとめ
エネファームは、基準価格がそもそもメリットがあるかないか考えることが重要だと思います。
地域によっては、ガス会社等から別途補助金が出る場合がありますが、費用対効果では、エネファーム単体でエコキュートと同等の費用にならない限りは、導入メリットを出すのが難しいと思われます。
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