ことのはじまり・・・
我が家は、2015年1月ZEHの家を建てました。
ことの始まりは、2014年の正月、築35年になる実家のお風呂の床が抜けそうになったことでした。
お風呂を改修工事しようと考えましたが、見積もり額には、100万円の文字が!
それまで、建て替えの「た」の文字も考えたことがなかったのですが、100万円も掛かるならどうしようかと、しばらくは結論も出せず放置していました。
しかし、春休みの期間に入り、子供の好きなキャラクターショーがあることから、住宅展示場に出かけたのを機に、ZEH(ゼロ・エネルギー住宅)補助金について知ります。
ZEH(ゼロ・エネルギー住宅)を建てると、光熱費・水道代が安くなるというメリットを知り、また国から補助金が最大で半額(最大350万円)貰えるというのです。(2014年の場合)
何せ、実家は古い上に家電機器が多く、毎月平均で光熱費が3万円以上かかっていたため、ZEH仕様で建てれば、光熱費を半分以下に抑えることが出来そうということも、建て替えを真剣に考え始めた理由です。
その時点で4月・・・そこから、「家を建てよう」と一代決心をします。
それから、ZEHの事を寝る間も惜しんで調べ、ZEHの説明会に会社を休んで個人で参加しました。(当時はハウスメーカーもZEHを知らないところも多かったので。)
なぜ2014年度に建てたかったのか?
私たちが急いだ理由には、太陽光の買い取り制度や補助金が、2015年以降に下がるんじゃないかと、国の施策も含め、2014年春の時点で感じたからです。実際下がっています。
東日本大震災を気に我が家は、災害対策として、1畳サイズの太陽光パネルや1KWhの蓄電池を購入していたため、太陽光の買取制度や蓄電池の補助金等はウォッチしていたことが結果的に役立ちました。
消費税が5%→8%に上がる時さえ、家を建てるなんて考えたこともなかったけど、「ZEHの補助金」や「太陽光の買い取り制度」、そして「家のお風呂問題」を考えて、今年頑張って建てようと決めました。
このような理由で、どうしても2014年度中に建てたかったのです。
肝心のZEHの募集について
正直、4月に建て替えるを決意し、その年度のZEHに募集することは、無謀でした。
2,015年度や、恐らく2016年度や申請や工事が集中しないようにするためか、第5次募集と年間を通して、複数の募集期間が設けられています。
しかし、私たちが建てた2014年度や参考にした2013年度は、基本的に1次募集のみで、予算が余ったら2次募集があるという仕組みでした。
そのため、基本的には2次募集はないと考え、1次募集の期限である6月までに家の基本設計を終え、ZEH申請をする必要がありました。
実際に私たちが建てた2014年度は、1次募集にて、前年度の年間に相当する2,000件超の申請があったため、結果的にほぼ2次募集はほとんどありませんでした。
建て替えを決心したのが、4月で申請締め切りが6月であったため、約3カ月にて、ハウスメーカーを決めて、家の基本設計を完了し、工事の契約まで完了させなければなりませんでした。
建て売りとは違い、注文住宅となると、みんないろんな拘りが出てきます。
毎晩、深夜まで間取りや太陽光パネルの設置枚数やメーカーについて調べる日々が続きました。幸い、大学時代に高校生にCADを教えていたこともあり、CAD図面を読むことが出来たため、間取り検討はものすごい回数を重ねたものの、短期間でまとめることが出来ました。
学生時代は、絶対に就職したら使うことがないと思っていたCADですが、仕事には思った通り役立っていないものの、自分の家づくりに役立ったので覚えておいてよかったと実感しています。
2016年度の予算はこれからですが、概算要求の額は以前より桁も多くなり、ZEH普及元年になりそうな予感です。
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1月完成、2015年3月に補助金もらう
短い期間でハウスメーカーの選定から、太陽光パネル、発電システムなどを決め、ZEH補助金事業の予約に間に合いました。
そして、2015年の1月に完成しました。年始に建って、新年早々に引っ越して大変でした。
ZEH事業というのは、国の補助金なので完成時期も決まってきます。募集に応募して(7月)に補助金が下りるという予約ができて、その後、設計通りに家が建築されたのを確認して、最終的に補助金を貰えます。
とにかく、速足どころか、マラソンみたいな毎日でした。
建ててみて想う事
意外と災害に強い
ZEH住宅がなぜ災害時に強いか?こちらも参考にどうぞ。
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建ててみて思うのは、ZEH住宅は意外と災害に強い家だという事。地震がいつ来るか、わからない日本での、電気の時給自足は、「最大の備え」かもしれません。
また、ZEH住宅は、本当に光熱費が掛かりません!
後日公開しようと思いますが、以前より、だいたい7-8割光熱費が削減できました。しかしそのために設備投資が必要なのもZEH住宅なのです。建築費が高くなるのは仕方のないことです。先行投資でもあります。
もともと政府が、2030年までにZEH住宅を標準化したいと立ち上げた事業でしたが、今は2020年までにZEH住宅を標準化したいと計画を前倒しにしています。
一度家の仕様を決めたら変更は難しい
補助金申込みまでには、窓の大きさや位置、ZEHに必要な設備仕様(エアコン、給湯・換気設備、太陽光発電システムなど)の機種や設置位置についても決定する必要があります。
「ZEHはこの仕様で申し込みます」と申請を行って申請が通ってる以上、仕様の変更も簡単ではありません。変更するためには、SIIに変更使用を届け出なくてはなりません。
どなたかの方のお役に立てれば・・
家は、一生に1度しか建てられない、大変高価な買い物です。失敗は許されません。
ハウスメーカーもZEHを知らないし、インターネットの情報もほとんどなかった中、とにかく、沢山の事を調べました。本も沢山買いました。ZEHの説明会にも行きました。
成功も失敗ももちろんあります。夫婦ケンカにもなったこともあります。だからこそ、この体験をどなたかの方のお役に立てればと思い、HPを立ち上げました。
これから家を建てる方、漠然と家建てたいなあと思ってる方。是非参考にしてください。質問などありましたら、私たち夫婦が知ってることなら、できる限りお答えします。
「笑顔あふれる家族のため」の素敵なお家ができますように!