ZEH住宅(ゼロエネルギー住宅)を建てる際に有利な住宅メーカーってどこだろう?気になりますよね?これまで私がお話を伺った内容と、新聞やWEBなどに掲載されてる中でZEH(ゼロエネルギー住宅)に有利・実績があるメーカーを書きたいと思います。
また今回は「補助金が貰える」ことにフォーカスして考えます。
ZEH住宅(ゼロエネルギー住宅)で、補助金もらえる有利なメーカーは?
住宅産業新聞社の2015年11月30日記事にこうあります。
出典:http://www.housenews.jp/executive/10981
一般社団法人環境共創イニシアチブは、経済産業省主催のネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)支援事業調査発表会2015で、ZEH支援事業の推移と傾向などについて発表した。
それによると、今年2月に成立した2014年度補正予算による交付決定件数は、予算の増額もあり6146件と14年度の938件から大幅に増えた。
手続き代行者別の内訳では、過去3年は概ね200件前後で推移してきた個人を含む工務店が、補正予算では約3倍の693件に増加。
ハウスメーカーは昨年の708件から5507件と約8倍に増加し、その占有率は約9割にものぼっており「工務店も増加し裾野は広がってきていると感じるが、ハウスメーカーの意気込みが強い」とした。
エリア別では、中部の伸びが目立つ一方、北海道、北陸、甲信越が伸び悩み気味としている。
要は、工務店も増えてるけど、住宅メーカーが健闘しているというところでしょうか?
私たちが建てた2年前は、このZEHの補助金制度が始まったばかりで、どこのメーカーで建てたら必ず補助金が貰えるかよくわかりませんでした。が今は資料も多くなってきて大分わかってきました。
しかし、2016年のZEHでは、これまで有利とされた積水ハウスでも、通らなかった物件もあったようです。実際、私が住宅メーカー巡りをして、2016年ZEHに強いと感じたのは、一条工務店とセキスイハイムです。
今年の積水ハウスは追加で、ZEH仕様にしないと無理だと言ってました。積水ハウスの展示場にも行きましたが、ZEH住宅を推していないと感じました。これまでは積水ハウスがZEHの独壇場でしたが、今は違うようです。
積水ハウス
積水ハウスは2014年度の請負住宅の59%でZEHを達成。
また、ZEH市場シェアの48%が積水ハウスの物件だと言われています。
ちなみに、積水ハウスのZEH仕様商品は「グリーンファーストゼロ」と言います。販売価格は同社平均価格の1.2倍位だそう。
積水ハウスは、ラインナップも多いので、他の商品でもZEH仕様にできる可能性はあります。しかし、積水ハウスは一般的に言われている様に高級な住宅に入り、坪単価もかなり高いと思います。
ただ、絶対に補助金が貰いたい!と失敗したくない方は必ず見に行くべきメーカーさんです。デザイン・雰囲気は、私も大好きな住宅メーカーです。我が家を建てる時にもちろん検討しました。
グリーンファーストゼロってどんなもの?
標準地域よりも高い断熱仕様がウリ、東北北部レベルと言われています。
また熱が逃げやすい窓には、「アルゴンガス封入複層ガラス+高断熱サッシ」を採用とあり、標準モデルでもかなりの断熱が期待できます。
我が家は他メーカーですが、ZEHの申請が通るか心配になってしまい、商品化の前の「アルゴンガス封入複層ガラス」をZEH申請後に変更の届け出をしてお願いしました。もちろんオプションでした。
また、積水ハウスが他社と違うのは、エネファーム導入の方が多く、2014年度の同社のエネファーム導入率は約50%だそう。
我が家は、エネファームについては、地元のガス会社のガス代が高かったことや補助金がなかった為見送りました。
が、ZEH市場シェアの48%の積水ハウスがやっているんですから、一考の価値はあるでしょう。さて、さて・・・他にも、ZEHに有利な住宅はあります。
それは、セキスイハイムです
セキスイハイム
「太陽光発電システム搭載住宅の電力収支実態調査 2014」では、2014年のZEH達成の家は、積水化学工業株式会社(セキスイハイム)の新築住宅のうちの66%と発表。
また今年2015年は「スマートパワーステーション」入居の98%がゼロエネルギーを達成したと言っています。下の表を参考。
参考:http://www.sekisuiheim.com/info/press/20150209.html
さらに、ZEH(家電込み)邸での年間光熱費収支は約11万5千円のプラスになったとし、家計にも優しい住宅だと言えます。
ちなみに、セキスイハイムのZEH仕様商品は「スマートパワーステーション」と言います。
また「V to Heim」(ブイ トゥ ハイム)シリーズを発表。蓄電池の替わりにPHEV(プラグインハイブリッド)の連系が可能。災害時暮らしに必要な電力を最大10日分賄うことが可能。
「V to Heim」で光熱費の更なる削減とガソリン代の試算 下の表を参考。
参考:http://www.sekisuiheim.com/spcontent/vtoheim/
※車はまだ限られていますが、随時増えてくるでしょう。
スマートパワーステーションってどんなもの?
木造・鉄骨があり、
- 木造が「2×6工法シリーズのグランツーユー」
- 鉄骨が「スマートパワーステーション」
- 寒冷地仕様が「スマートパワーステーションN(エヌ)」
と鉄骨はそのままの名称の様です。
太陽光発電システムとHEMSと蓄電池の3点セットを標準搭載した家を「スマートパワーステーション」シリーズといい、標準的な規模の建物でもゼロエネルギー住宅を実現できるとしています。
また、つい先日も「スマートパワーステーションN(エヌ)」を2016年1月14日に発表しています。こちらは、完全な雪国仕様となっていて、雪下ろし不要とも謳ってます。
これまで雪国はZEHに不利だと言われてきましたが、この商品の登場で雪国でのZEHも普及するのか?期待しちゃいますね。
参考:http://www.sekisuiheim.com/info/press/20160114.pdf
セキスイハイムは、いろいろなパターンがあり、もし車もPHEVに買い替えてもいいなら、さらにいいプランが見つかるかも?
今年もこのPHEVには補助金も出るでしょうし、検討の価値はあります。今年は蓄電池に補助金がでるかわからないので、車で蓄電池・・・も検討してみては?
また、積水化学工業株式会社 (セキスイハイム) は、もしも現時点で資料請求していなかったら必ず資料請求しましょう!眺めるだけでも、ふむふむって感じ!
まだまだ、ZEHに有利?強いメーカーはあります。 2018年までに 100%ZEH化を目指すパナホームです。
パナホーム
パナホームは、パナソニック創業100 周年記念の年である2018年には、戸建て全商品の100%ZEH化を目指しているそうです。
災害に強く長寿命、さらに安定してエネルギーを確保しながら、健康的で快適なくらしを実現する「ゼロエコ」住宅のZEH 化を進化させた仕様を推進。
参考:http://www.panahome.jp/sumai/zeroeco/
主に、下記3つの装備によりZEHを目指します。
- 「太陽光+蓄電システム」
- 「スマートHEMS」+「プライベート・ビエラ」
- 「家まるごと断熱」+「エコナビ搭載換気」
また、パナホームのZEH仕様商品は「カサート」「エコ・コルディスⅡ」と言います。
パナソニックの家はほとんど、年間を通して温度変化の少ない床下の空気を生かして、換気を行います。またこの換気システムでpm2.5なども除去できます。ハウスメーカーでは数少ない「第2種換気」を採用しています。
パナソニックは、太陽光発電システム「HIT」、「エコナビ機能搭載」の換気システム、「HEMS」その他、LED照明からトイレ、エアコンなどほとんどのモノをパナソニックブランドで揃えることが可能です。
「カサート」「エコ・コルディスⅡ」とは?
地震でも崩れない優れた耐震性能と「ゼロエコ」を標準採用。
経済産業省のZEH支援事業で、補助金制度の要件をクリアできる断熱性能のUA値0.6以下を標準仕様で実現。壁や天井はもちろん、基礎の内側にまで断熱材を施した「家まるごと断熱」を謳っています。
また美しい外観を長期間維持し、空気浄化にも貢献する光触媒タイル「キラテック」という外壁を採用しています。このタイルは紫外線を使って落としてくれるのでほとんど外壁の清掃が必要ありません。
この床下の空気を生かした換気はとても気に入りました。本社のショールームにもお邪魔しましたが地震に強い家もウリなようです。
また外壁の「キラテック」は素晴らしいけど、同じようなタイルは確かINAXブランド(LIXIL)でも販売してます。メンテナンスが要らない凄いタイルです。知らない方は見に行ってください。
パナホームがZEH市場シェアのどれほどを占めているのか、具体的な数字は不明ですが、他の住宅メーカーの営業さんの話からも、積水ハウス、セキスイハイム、パナホームはZEH住宅の申請の主な会社と聞きました。
さいごに、一条工務店は私が体験した限り、営業さんとのやりとりだけなので、主観がかなり入っていますが、気になる方は参考にしてください。
一条工務店
毎年1月頃から来年度のZEH住宅申請分の予約を募り、4月にはもう今年のZEH申請分の予約は終了するという・・・一条工務店。実際今年2016年4月に関東で展示場に行った際は、ZEH申請分終了と言われました。
確かに家に届いたDMには、ZEH先行予約なる文字が!12月から2月くらいまでこのDMばかり家に届きました。一条工務店は1年で建てる件数決めてるので、オーバーしたら断られるのです。地域によって多少違うようですので確認ください。
このメーカーの数値は、ずば抜けて凄いです。数値にこだわるなら一条工務店かもしれません。数字に表れていますので、メーカーさんも強気です。
一条工務店の営業さんの謳い文句は、標準仕様でZEH通ります!でした。確かにほとんど通るんじゃないかと思います。
一条工務店は、私たちの頃は、先にお金を入れないといけないと記憶してました。要は内金が多めのメーカーと記憶してましたが、この春に展示場に行ったら、独自ローンを始めていました。「一条工務店のフラット35」らしく、そういう意味で素晴らしい。
しかも、家の本体のローン通過さえすれば、屋根の部分に乗る太陽光発電の分は、絶対に審査通りますとも言われました。真偽はわかりませんがここまで聞くと、一度は見ておくべきメーカーです。
またほとんどの機器が、一条オリジナルで比較は難しいです。しかし他のメーカーと違って床面積で金額が決まるとのこと。凸凹の家にしてもあくまで床面積で金額が決まると言われました。このあたりは嬉しいですよね
さいごに
公募は年々増えて、厳しくなっている?
ちなみに我が家は、この4つのメーカーでは建てていません。実績がないメーカーはノウハウが少ないので、失敗する可能性も多少はあるでしょう。我が家も大変でした。
私たちが申請した2014年度は、ZEH申請した分の最大半額(上限350万円)が補助金で下りました。我が家は、実際狙ってた着地点は200万円位でしたが、実際の補助金は160万円程でした。
昨年2015年からは、一律130万円の補助金になりましたが、2014年までに必須だった、プラスワンシステムと言う省エネアイテムも不要になりました。2016年は申請も通り易くなっていると思いましたが、開けてみると実際は申請数が多くて、1次2次の公募以降は大変だったのではないでしょうか?
しかし、ZEHに慣れていないメーカーは時間が掛かるし、スムーズではないと予想されます。
また、木材のメーカーさんは断然数値が良いので、聞いた限りでは日本ハウスあたりもZEHに向いてるのでは?と思います。
やはり先に資料請求かと・・・
今やるべきことは、やはり準備です。一括で資料請求できる タウンライフという便利なサイトがあるので有効活用しましょう!複数のメーカーを同時に資料請求でき、無料。便利でした。
カタログは郵送。家でじっくり見比べることができます。
土地から探すならさらに時間はかかるでしょうし、ZEHでは申請するまでに、家の仕様をすべて決めないとZEHの申請はできません。壁の色くらいなら申請後に決めても問題ないですが、それでもゆっくりする時間はありません。うちもマラソンでした。
なぜ時間がないか?と言うと、住宅を完成させる時期が明確に決まっているからです。それに間に合わないと補助金も貰えないのです。
あまりゆっくりする時間はないんです。私たちの時間は戻ってきませんが、今検討中の方は時間を有効に使ってください。
利用した資料請求サイト
・LIFULL HOME’S 注文住宅 ライフルホームズ
使い勝手が良いのがこのサイト!テレビでお馴染み、ホームズ君のサイト
・予算から
・テーマ別(ZEH/耐震/ローコストなど)
・希望エリア
希望エリアで選べて小さな会社から大手まで網羅して便利です。
家を建てるか検討中の方にもピッタリなので、まずはこちらを利用しましょう!
また、問合せすると「はじめての家づくりノート!」という資料がダウンロード可能。家づくりのためのお金や土地、スケジュール、見学会など知っておきたいことをまとめた一冊です。
・大手ハウスメーカーで注文住宅の間取り作成 タウンライフ
ダイワハウス・積水ハウス・パナホーム・アキュラホーム・アイフルホームなど。このサイトの凄さは、「間取り」「注文住宅の費用」「土地探し」まで比較可能。簡単な入力のみで便利。ZEH対応のメーカーさんを絞って探すことも可能です。
そこである程度絞ったメーカーのみ、自分の選択肢に加えるべきでしょう。私たちの時間は戻ってきませんが、今検討中の方は時間を有効に使ってください。
展示場に行く前に!
住宅展示場のモデルハウスの多くは、一般的な住宅の2倍以上の広さがあり、モデルハウスの家を建てられる方はまずいません。そして豪華なのです。
あくまでも、体験するのが目的。雰囲気にのまれないように!
タウンライフ
また早めの見積もりは、良いことがあります!
漠然と家が欲しい方は「ライフルホームズ」で検討の前段階からカタログを貰えます。うるさい営業さんから電話もかかってきません。
反対に急いでいる方は「タウンライフ」で見積もりをすると、家のサイズや屋根のサイズ、どの向きに家を建てるのかがかなり明確になり、金額もハッキリするので、予算にあった住宅メーカーを絞れます。
ZEH住宅を建てるというのは、けっこう大変で間取りを0.5畳広げたりするだけで計算も変わるし、窓が変わるとまた数値が変わるし・・・で、けっこうバタバタしちゃうんですね。
屋根のサイズが決まったら「太陽光発電システム」の見積もりを取るべき
住宅メーカーが決まって、家のサイズがハッキリし、屋根のサイズが見えてきたら「太陽光発電システム」の見積もりを取るべきです。住宅メーカーでももちろん施工できますが、時間が無くなれば必然的に住宅メーカーで「太陽光発電システム」を頼むことになります。
信頼関係がある程度できていると安心して同じ会社で頼む方も多いと思います。他を値引きしてくれたら、この「太陽光発電システム」も値引きしてくれるはず・・・・そんなことは分かりません。
ここでは「太陽光発電システム」だけローンを切り離して頼むかどうかも含めて、別の会社に見積もりを取るべきなのです。見積もりはあくまで見積もりなので、最終的には金額で決めるもよし。安心感で決めるもよし。ローンをうまく組める提案を貰えたから・・・という理由もアリですよね。
でも、見積もりを取らないとそういうチャンスさえ気づけません・・・。こちらからアプローチして良い情報をGETし最善の決断をしましょう。最後に決断すれば良いのですから。
おすすめ資料請求サイト
一度はどこかで聞いたことのある会社だと思うのですが、【住宅用・産業用】ソーラーパートナーズ がお勧めです。私は縁がなく契約はしませんでしたが、担当の方とは電話でお話したことあります。どの方も感じの良い人です。この業界は、訪問販売も多くオラオラ系と言ったら失礼ですが推しの強い人多いんですよ。その点安心できました。
サイトを見るだけで誠実さが伝わってくる優良会社です。NHKの夕方の情報番組、「首都圏ネットワーク」でも紹介されてました。
漫画で分かりやすく会社の案内をしているので、一度見てみてください。
なぜソーラーパートナーズが、お勧めなのか?
・審査通過率9.8%の厳しい審査を通過した評価の高い優良業者しか紹介しない。
・ソーラーパートナーズには、販売・施工・アフターまで一貫して行える『施工会社』しか加盟できないので、下請けが変な会社だった・・・ということはありません。
・また、外注施工がないので、中間マージンがありません。
だから、低価格で太陽光発電を購入できるんですね。お勧めです。
資料請求・見積もりはココ:No.1太陽光見積りサイト【ソーラーパートナーズ】
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