太陽光発電のシステムを設置したら、電力会社が勝手に売電してくれる?・・・とそんな訳ではありません。設備認定・売電契約締結を経て売電が可能です。これには申請期限が設けられ、28年度の締め切り日が見えてきました。
また、12月13日現在、家庭用の太陽光発電の来年度の買い取り価格は、1キロワットアワー当たり28円とする方針です。(今年度よりも3円安くなる)
今、太陽光発電の検討中の方。例えば、部屋の間取りが決まり(決まりつつある)屋根のサイズも確定したなど・・・急ぎましょう。まだ間に合います。
今申し込むか来年かの差で、パネルのサイズ次第では、年間5-10万円程の差が出ることだってあるでしょう。検討中の方は、急いで見積もりを取りましょう。
締め切りはいつ?
まずは、28年度の設備認定の締切日が、29年1月20日と発表。また、電力会社との売電契約締結は29年3月31日が締切日ですが、手続きに時間が掛かることもあるので、28年12月中に行った方が無難で、電力会社も早めの手続きを推奨してます。
経済産業省のHPにも、以下のように記載があるため、今申し込んで間に合わなかったとしても文句も言えない状況です。
平成29年3月31日までに接続契約の締結を希望の場合、平成28年6月30日までに接続の申込みをしていただくよう各電力会社から案内がされています。詳細は、各電力会社のHP等で確認下さい。
まだ間に合うと思いますが、急いで欲しい。でも急いでしまって間違わない判断をして欲しいです。
念のため、今年の売電金額は?
10kW未満の売電は?
余剰買取しか選べません。
また平成27年以降に地域によって異なる買取単価が適応されました。
31円の地域:東京電力・中部電力・関西電力
33円の地域:北海道電力・東北電力・北陸電力・中国電力・四国電力・九州電力・沖縄電力
※ただし33円の地域は、この2円高い単価が適応される代わりに「出力制御対応機器」を自分で導入しないといけません。
10kW未満でダブル発電では?
10kW未満の太陽光発電設備とエネファームや蓄電池などを併用すると、ダブル発電となり、通常の余剰発電設備とは区別されます。
エネファームや蓄電池が太陽光発電の発電中に使用できる場合、発電できる電力量が実質増えることになると考えられているためです。
ただしエネファーム設置の家庭でも、太陽光発電設備が10kWを超える場合は、ダブル発電とは言いません。10kW以上の売電単価が適応されます。
10kW以上の売電は?
10kW以上の太陽光発電設備は余剰買取・全量買い取りも選択可能。
ZEHの補助金要件は、余剰買取のみです。
20年間の固定買取が約束されます。
順番に見ていきます。
平成28年度中の設備認定等に係る申請期限について
(注意喚起)資源エネルギー庁が、再生可能エネルギー電気の固定価格買取制度(FIT)に関して「平成28年度中の設備認定等に係る申請期限」を発表しました。
http://www.fit.go.jp/contents/20161118_H28_announce.pdf
まず、売電価格が決まるまでの手順をお話しすると・・・
売電価格が決まるまで
1.太陽光業者に見積りを依頼して検討
太陽光発電の設備内容(メーカー・kW数等)を検討する
※一般的な検討期間:20-30日程度
2.太陽光業者と契約
太陽光発電システムの設備内容を決定する
※契約~設備認定申請までの期間:7日程度
3.設備認定申請
資源エネルギー庁に設備内容を伝えて設備認定の申請を行う
※設備認定通知書が届くまでの期間:2週間~1ヶ月
4.電力会社に売電申し込み
電力会社に設備認定通知書の写しを添えて売電申込を行う
※申込みから契約完了までの期間:1ヶ月~2ヶ月(
5.売電契約締結
先ほど言った「設備認定」とは「3.設備認定申請」のことになります。
電力会社と売電契約が完了し売電価格が確定するこの締め切り日が、29年1月20日ということです。
それ以外にも注意点が沢山です。「5.売電契約締結」の電力会社と売電契約が完了した日に、売電価格が確定するのですが、今年の事情は特殊で急ぐ必要があります。
今年の事情は特殊
今年度の特殊事情として、電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法(FIT法)が改正され、認定基準や申請方式が変更となるため、平成29年4月1日以降に認定を取得するためには、新しい申請方式で申請する必要があります。
また、システムの全面改修を予定しており、例年よりも10日ほど申請期日を前倒ししているんです。
来年度から新しい認定制度に移行することになり、新制度を前提とした新規認定申請は平成29年3月1日から受付開始予定です。
29年3月31日までに、売電契約締結が必要だけど・・・
改正後のFIT法の施行日時点(平成29年4月1日)までに電力会社との間で接続契約(売電する場合、電力受給契約のことをいう)を締結していない場合には、以下の条件を除き、取得済みの認定の効力が失われます。
- 原則、同法の施行時点(平成29年4月1日)
- 平成28年7月1日~平成29年3月31日に認定を取得した場合は、認定日から9ヶ月以内
- 同法の施行時点で電源接続案件募集プロセスに参加している場合は、当該プロセスの終了日から6ヶ月以内
注意!売電申込の締切は、28年12月28日(水) が目安
例えば中部電力は、3月まで売電申請を受け付けると表向きでは言っていますが、今年度末にかけて申し込みの増加が予想されることがあり、平成29年1月以降の申し込みは、平成29年3月31日までの契約締結にならない可能性があるとも、記載されています。
これらを加味すると、売電申込の締切は2016年12月28日(水)が目安です。
中部電力だけが特別ではなく、どの電力会社も同じように手続きを行っていきますので、他の電力会社で申し込む場合も同様に、売電申込の締切は2016年12月28日(水)が目安と考えましょう。以下を参考に自分の住む電力会社も確認してください。
北海道電力
東北電力
北陸電力
東京電力
中部電力
関西電力
中国電力
四国電力
九州電力
沖縄電力
さらに逆算していくと、こうなりそうです。
遅くとも12月20日(火)までに、太陽光業者と契約しておくべき
太陽光業者が用意する申請書類の作成期間を考えると、遅くとも12月20日(火)までには太陽光業者と契約しておくべきです。
現在検討中だったら、12月20日(火)までには、太陽光業者と契約するように見積もりを取るのが、間違いなく無難です。
ほんの少しの差でも、売電金額は変わり、来年度も少し下がると予想されますので、このほんの少しの申し込みの差、例えば2円違うのが10年、20年と売電の場合影響します。
年の瀬で忙しいけど、頑張って見積もりを取りましょう。
今検討中なら急いで欲しいです。でも急いでしまって間違わない判断をして欲しい、当サイトもこれまで、太陽光発電の業者を紹介してきましたが、これまでの経験でわかったお勧めサイトがあります。それは・・・
ソーラーパートナーズってどうなの?
こういうHP。中はマンガなどを駆使して読みやすいですね。
太陽光発電の見積もりを取るのは、一括見積サービスを利用するの方が多いのですが、一口に一括見積もりといってもどれが良いのかって難しいです。
太陽光発電は、間違いなく安い買い物ではありません。私たちも太陽光発電だけで500万円は掛かっています。時間が許すなら見積もりサイトもハシゴするくらいの気持ちで複数のサービスを利用して欲しいし、そうすれば安心もするし、納得もできるからです。
特に、締め切り日が迫って急いでいるなら、余計に変な会社に引っかかってほしくもないです。
私がソーラーパートナーズをお勧めするのには、もちろん理由があります。
この会社は、地域特性を熟知している施工会社が加盟している会社なのです。
地域特性というのはなんだ?と思いますよね。天気や気候のことで、それ以外にも桜島や浅間山の近くなら火山灰が舞うかもしれないし、海の近くや草津温泉などの温泉地には、塩害みたいなものもあります。地域特性って思ったよりあるんです。
地域の特性を理解しているので、日照時間にも詳しいし、最適な向きの提案もあります。とても頼りになります。影になって発電しないけど、パネル載せちゃえ!という会社ではありません。
太陽光発電の地域特性を一番わかっているのは施工会社
太陽光発電の地域特性を一番わかっているのは、やっぱり施工する会社です。
ソーラーパートナーズが紹介する施工会社は、販売・施工・アフターを一貫して自社で行います。自社施工ということですね。ここの外注施工と自社施工の違いって大きく差が出ると思います。
何故かって?必然的に説明が丁寧になるでしょう。また責任感もあるでしょう。だって人のせいに出来ませんから。この差は、満足感にも安心感にもつながります。
販売・施工・アフターを一貫して自社で行うことによって、施工やアフターのノウハウが販売に反映され、次のお客さんにも活かされ良い循環も生まれるようです。
だから、安心なんです。
中間マージンがないので、低価格
また、外注施工の場合にかかる中間マージンがないので、低価格で太陽光発電を購入できます。これも魅力。
ソーラーパートナーズには、販売・施工・アフターを一貫して行える施工会社しか加盟できないのです。パートナー会社は、ソーラーパートナーズ独自の厳しい審査をクリアしている会社なので安心なのです。
口コミも多数記載されています。論より証拠、ご自身の目でも確かめてみてください。
きっと、ここに頼んで良かったと思えるはずです。でも、急いでほしいけど、しっかり判断して欲しいです。
もしハウスメーカーで見積もり取るとしても、必ず、もう一つどこかで見積もりは取りましょう。相見積もりは必須。それは、太陽光発電が高い買い物だからです。
また、念のためにNEDOが公開している日照時間などをチェックできるサイトを載せます。
参考になるので、見たことがない方は必ず見てください。どこの見積もりを取っても知ってるだけで役には立ちます。
NEDO 日射量データベース:http://app0.infoc.nedo.go.jp/
さいごに
毎年、この時期になると、売電の締め切りやら騒がしくなりますが、今年度は本当に特殊な事情があり、急ぐ必要があります。
この1-2か月の差が年間で5-10万円程の差が出ることだってあるでしょう。検討中の方は、急いで見積もりを取りましょう。
こちらも参考にどうぞ