リクルート住まいカンパニーは「2016年 注文住宅動向・トレンド調査」を注文住宅の建築者・検討者を対象に実施し、結果を公開しました。家づくり全体の動向・トレンドやスマートハウス・ZEH(ゼロエネルギー住宅)の結果もあるので必見!他の人がどのようにして家を決めたのか?予算は幾らか?知る手掛かりになりますよ。
- 1 「2016年 注文住宅動向・トレンド調査」
- 2 家づくりの建築費用 全国と首都圏では?
- 3 家づくりの頭金・親からの贈与額は?
- 4 新規建築と建て替えについて 全国と首都圏では?
- 5 家づくりを考えたきっかけは? 全国・新規建築
- 6 家づくりを考えたきっかけは? 全国・建て替え
- 7 家づくりの重視条件は?
- 8 スマートハウス・ZEHの認知率・導入意向は?
- 9 スマートハウス・ZEH導入検討のきっかけは?
- 10 スマートハウス・ZEHに住んだ満足度・経済メリットは?
- 11 2020年の省エネ基準適合住宅の義務化への認知は?
- 12 消費税の増税と住宅建築について
- 13 検討している注文住宅に一生住み続ける予定は?
- 14 さいごに
「2016年 注文住宅動向・トレンド調査」
調査目的や対象は?
注文住宅の建築者/検討者(建築予定者)の意識や行動の把握
調査対象 下記条件を満たすマクロミルモニターの男女個人
【建築者】 1年以内に一戸建て(新築・建て替え注文住宅)を建築(竣工ベース)した人
【検討者】 今後2年以内に一戸建て(新築・建て替え注文住宅)の建築を検討している人
*上記いずれも本人または家族が下記職業の人を除外
住宅メーカーまたは販売、不動産・建設関連、広告代理店・市場調査関連
調査地域:全国
調査方法:インターネットリサーチ
表などのデータは、リクルート住まいカンパニーから
http://www.recruit-sumai.co.jp/
後半にZEH関連の結果もあるので、必見です。面白いです。
家づくりの建築費用 全国と首都圏では?
全国の建築費用は平均2,820万円
全国の建築費用は平均2,820万円。対前年で123万円減少。
3,000万円以上の割合は、前年と比べ4.0ポイント減少。
首都圏の建築費用は平均3,181万円
首都圏の建築費用は平均3,181万円。対前年で28万円上昇。
一方、3,000万円以上の割合は6.4ポイント減少。
※いずれも土地代は除く
家づくりの頭金・親からの贈与額は?
頭金は、平均871万円と対前年で96万円減少
頭金は、平均871万円と対前年で96万円減少し、
親からの贈与額は、平均313万円と対前年で7万円減少したそうです。でも、貰っていない方がほとんどで、全体の59.1%でした。
新規建築と建て替えについて 全国と首都圏では?
どちらも新築が増えてる
全国では、新規建築の割合が82.7%、建て替えの割合が16.3%。前年と比べ新規建築の割合が2.1ポイント上昇。
首都圏では、新規建築の割合が77.6%で、建て替えの割合は21.1%。前年と比べ新規建築の割合が3.6ポイント上昇。
家づくりを考えたきっかけは? 全国・新規建築
金利の動向も気になる結果に
全国・新規建築の家づくりを考えたきっかけは、1位が「いつかは一戸建てに住みたいと思っていた」(26.3%)で、前年比で3.0ポイント上昇。
また「金利の動向を見て」(12.3%)が、前年比で5.4ポイント上昇。
家づくりを考えたきっかけは? 全国・建て替え
災害に備えて!が増えている
全国・建て替えの家づくりを考えたきっかけは、1位が「家本体が古くなった」(54.4%)で、前年比で3.0ポイント減少。
一方「災害に備えて」(12.4%)が、前年比で6.1ポイント上昇。
家づくりの重視条件は?
前回調査と同じ順位らしい
検討者(全国)の家づくりの重視条件は?
- 1位「耐震性に優れていること」(69.3%)
- 2位「間取り・プランが良いこと」(44.7%)
- 3位「断熱性・気密性に優れていること」(40.3%)
- 4位「耐久性に優れていること」(39.6%)
上位4つの重視条件は、前回調査と同じ順位である。
スマートハウス・ZEHの認知率・導入意向は?
認知は減ってるが、その内で導入したい人は増加
検討者(全国)におけるスマートハウスの認知率は84.2%で、前年比で3.1ポイント減少。また、ZEHの認知率は54.3%で、前年比で2.5ポイント減少。
検討者(全国)におけるスマートハウス認知者のうち、導入を「決めた+検討している」は51.0%。また、ZEH認知者のうち、導入を「決めた+検討している」は55.5%で、前年比で3.1ポイント上昇。
スマートハウス・ZEH導入検討のきっかけは?
ここの結果は面白い
スマートハウス導入検討のきっかけの1位は「売電、省エネなど生活費に経済的なメリットがありそうだったから」(39.3%)。「営業担当の方に薦められたから」(31.7%)が前年比で9.4ポイント上昇。
ZEH導入検討のきっかけでは、「営業担当の方に薦められたから」(39.4%)が1位で、前年比で9.5ポイント上昇。
スマートハウス・ZEHに住んだ満足度・経済メリットは?
ZEHの満足度は83.9%もあるが、前年比では減少
スマートハウスに住んでみての満足度は85.8%で、前年比で5.6ポイント減少。またZEHの満足度は83.8%で、前年比で5.9ポイント減少。
スマートハウスまたはZEHの導入に満足し経済的なメリットを感じた人でみると、光熱費が下がった金額の平均は月額7,237円(0円の人を除く平均額)。
2020年の省エネ基準適合住宅の義務化への認知は?
微増ですが増えている
検討者(全国)における2020年の省エネ基準適合住宅の義務化の名称認知率は68.3%、前年比で1.3ポイント上昇。
また、内容認知率は30.9%、前年比で3.5ポイント上昇
消費税の増税と住宅建築について
みんな増税前に買いたいと思ってる
検討者(全国)のうち「66.9%が、消費税が上がる前に建築を間に合わせたい」と回答。「間に合わせたい」計が年々増加し、2014年と比べ2016年は12.5ポイント上昇。
消費税が上がる前に建築したい理由は、1位が「消費税増税の負担を少しでも軽減したいから」(80.8%)で、2位以下を圧倒。
2014年以降3カ年通じて同様の傾向。
検討している注文住宅に一生住み続ける予定は?
みんないろいろ考えている・・・
検討者(全国)のうち26.1%が、注文住宅に一生住むことに対し「いいえ」もしくは「わからない」と回答。更にその内22.0%は、将来的に親族以外へ売却や貸し出す意向がある。
将来的に売却や貸し出しを考える上で、注文住宅建築時に重視するポイントは、1位「立地がよいこと」(56.7%)、2位「使いやすい間取りであること」 (29.9%)である。
詳細は、http://www.recruit-sumai.co.jp/press/2016/12/customhome-trend2016.html
さいごに
スマートハウスやZEHの導入に満足し経済的なメリットを感じた人は多いけど、実際に光熱費が下がった人の金額平均は月額7,237円。
これが多いか少ないかは難しいところ。我が家はだいぶ変わったので、太陽光パネルのサイズや蓄電池の導入などでだいぶ変わることは間違いありませんが・・・。
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