平成28年度 ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業(ZEH)での1次公募。1次審査でどれくらいの応募があったのか?審査に通ったのか?が、わかりました。1次審査に通過したものは、1,584件だそうです。単純に補助金額の125万円を掛けても、19億8千万円ということになります。
6月6日、21日付で1次公募の結果決定!
1次公募期間(4/28~5/20)に申請のあった事業を対象に、学識経験者で構成される審査委員会の厳正なる評価及と審査を経たものを、6月6日および6月21日に決定。
1次公募の申請数は?
申請のあったのは、2,095件。
厳正な評価で審査を実施し、その結果、補助対象事業1,584件が決定しました。
実際には、6月6日に413件分、先に交付決定を行っているようです。
1次公募分の予算(事業規模)は、20億円となっていました。あとどれくらい補助金が残っているのかは教えてくれません。
でも、残りどれくらいなのか?考えてみたいと思います。
審査はどんなもの?
申請のあった2,095件のうち、学識経験者等からなる審査委員会において定めた
- 「一次エネルギー消費削減率(太陽光発電システムの創エネルギー量を除く)」
- 「断熱性能」等について
審査を実施。これらによる省エネルギー効果は、原油換算で約3,476KL/年と見込まれるそうです。これがどのくらいなのかピンとはきませんよね?
1年度間のエネルギー使用量は、例えばファミレスなら、34店舗ほどになりそうです。私はこちらのページを参考にしました。気になる方は見てみてください。
http://www.hkd.meti.go.jp/hokne/enehou_kaisei/data_pamph/ene4_5.pdf
単純に計算して19億8千万円だけど・・・
1次審査に通過したものが1,584件。単純に補助金額の125万円を掛けても、19億8千万円。さらに全員が、蓄電池を満額分を申請した場合、1,584件に50万円掛けて、7億9200万円となりますね。
合計すると、27億7200万円ということになります。
もちろん、蓄電池を申請していない方や、寒冷地特別外皮強化仕様で150万円申請している方もいるでしょうから、一概には言えませんが目安にはなりますよね。
ネット・ゼロ・エネルギー・ビル実証事業(ZEB)の補助金額は55億円?
当初の予定では、ZEH・ZEBとも予算は半々
以前も書きましたが、ZEHの東京会場での質疑応答にて、6次公募までの全体予算について質問が出ていました。
SII側の回答としては、現時点では明確には決まっていないが、概要として以下回答がありました。説明会当初、6次公募までの予算は55億円程度の様です。
・平成28年度の予算としては、ZEHとZEBを合わせて110億円
・今のところ、予算は半々ぐらいを予定している
・各事業(ZEH・ZEB)の公募状況を見ながら、割合については柔軟に対応する予定
平成28年度のZEH事業の予算が仮に55億円だった場合、このおおまかに計算した補助金額が、意味するもの・・・仮に先ほど計算した通り、1次申請で補助金額が27億円決まったとしたら、残りは半分ほどですね。
さいごに
もうすぐZEHの3次公募も締め切りを迎えます。2次公募の応募数がどれほどなのか、発表もありませんのでわかりませんが、やはり急いだほうがよさそうです。
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